元ネタはどこだ?
徳島出身ガールズバンド チャットモンチーがバンドをスタートさせた当初、コピーしていたのがハイスタだったという話は有名みたいですね。なんかいい話しだと思います。
バンド始めていきなりオリジナルを作る天才も中にはいるけど、多くはコピーバンドからスタートさせ、スタジオの使い方から始まり、機材の知識、演奏の仕方やアレンジ、作曲を学んでそこからオリジナルを作っていく道のりはバンドマンが皆経験する事だし、僕自身もそうやって学んだように思います。
前述のチャットモンチーも憧れのバンドのコピーから始めて同時にいろんな音源を聴いたり、色んなバンドのライブをみて影響を受けていったと推測します。
そして活動を続け、新しい音楽を貪欲に取り込んで消化する中でオリジナリティを獲得していったのでしょう。
今巷に溢れている音楽の90%以上は前の世代、過去の時代に作られた音楽の再構成にすぎないとどこかで坂本龍一氏が話していたのをなるほどと感心して聞いた事があります。
つまりオリジナリティとは、学んだ事を再構成して新しいものを作り出していく力という事です。
新しい何かを作り出すには、インプットが豊かでそれらの影響を自分自身が俯瞰できなければいけないという事なんでしょうね。トレースとインスパイアは違いますから。
12ステップもビルがいろんな人を通して得た知識、原理を自身の経験を通して組み換えた、つまり再構成したにすぎないと、先に酒をやめた人達に教えてもらいました。
という事は...ビックブックや12STEPにも当然元ネタがあるはず。ないとおかしい。ビックブックを学ぶにあたり、元ネタを知り、なんらかのアウトプットをする事でプログラムが自分のものになっていくのではないかとぼんやりと考えています。
諸相スタディでは、プログラムを深く知るための書評リストが更新されています。沢山の本が紹介されています。今、自分に必要な物から読んでみるとビックブックや諸相の解像度があがり深みのある理解に近づけるのではないでしょうか?
ま、僕のような凡夫には難しくて永遠にわからない所も残しつつだけど、やらないよりいいでしょう笑
というわけで書評リストのリンクを掲載させて頂きます。