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ハイキューがマジで好きだ

私はハイキュー!!が好きだ。
本ッッッッッッッッッッッッッッッッッッ当に好きだ。

こんなにも青春がギチギチに詰まった作品があるだろうか。
汗と涙ととはよく言うが、ハイキュー!!はまさに作中のバレーボールに打ち込むすべての人たちの、汗と涙と葛藤と喜びと悔しさと楽しさを詰め込んだような作品なのだ。
あまりにも熱く、しかし高校3年間というあまりにも儚い物語だ。
しかし、高校を卒業してもなおバレーに様々な形で携わる彼らのことをずっとずっと見続け、そして応援したくなるそんなバカ凄ぇ作品なのだ。

あまりにも有名な作品なのであらすじは不要かもしれないが、ハイキュー!!を簡単に説明すると、主人公「日向翔陽」と、コート上の王様と呼ばれるセッターの「影山飛雄」が烏野高校に入学し、その2人がチームメイトとしてバレーをしていく。
そんな中で、チームメイト、先生、コーチ、他校の選手達との交流を経て、日向と影山が成長していく物語だ。

簡潔に言うとこうなるが、まず日向と影山の関係性だけで55万字書ける。
その次に烏野の他のメンバーについてだけで78万字書けるし、他校の選手についてなんてもう100万字書けてしまう。

それほどまでに、ハイキュー!!という作品は、キャラクターひとりひとりが魅力的なのだ。

以前何かで「ハイキュー!!には嫌なやつがいない」という記事を目にしたことがあるが、これは、古館先生の「嫌な奴のためにページを割く必要がない」という考えのもとだそう。

確かに。本当にその通りなのだ。
ハイキュー!!には、嫌なことを言うやつや、嫌なことをするやつはいるが、根本的に性格が終わっているやつはいない。

代表的な人を挙げると、月島蛍。(敬称ツッキー)
ハイキュー!!を読み始めたばかりの頃は、「ツッキーとかいうやつチクチク言葉の使い手だし、人を小馬鹿にしてるし金髪眼鏡高身長だからってなめやがってコノヤロ」などと思っていた私だが、白鳥沢戦が終わった頃には

「ツ””ッ””キ””~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!
ア””””~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!(滝涙)(鼻水)(汚い顔)」

になっていた。
ツッキーは嫌な言い方をしたりするけど、根本的にはバレー好きのクールな男子高校生なのだ。「性格が悪い」ではなく「いい性格してる」がしっくりくるタイプ。

ハイキュー!!に出てくるキャラクターは本当に様々なタイプがいるのだけれど、全キャラクター好きだ。マジで好きだ。どのキャラクターの名前を言われても「好きだ」「当たり前にラブだ」「愛している」「私の扶養に入ってほしい」「付き合ってほしい」「隣の席になりたい」と言えるくらい全キャラクター好き。隣の席になりたいナンバー1は木葉。小テストでちょっとの不正に手を貸してくれそうなので。

ハイキュー!!のキャラクターは、ほとんどのキャラの過去や思いがしっかり描かれている。初戦で敗退するキャラクターにも、バレーにかける思いや仲間との交流が描かれていたり、勝ち上がることができなかったチームだからこそ、一度でもスポーツをしたことがある人なら感じたことのある気持ちをめちゃくちゃ解像度高く表現している。だからこそ共感できるし、そのキャラクターに対する想いも強くなる。
主要なキャラクターだけではなく、主要キャラの周りのキャラクター達の重要さをあまりにも丁寧に描いているからこそ全キャラクターへの愛が止まらないのだろう。

主人公や、圧倒的な技術を持ったキャラクターばかりを描くのではなく、目立たないプレイヤーにもフォーカスを当てているのがハイキューという作品のすごいところで、すごいやつに埋もれてしまいがちなのに、実はそいつなしではすごいやつは輝けないとか、地味だけどこいつがいないとこのチームは崩れるとか、そういうプレーや選手の重要さを忘れず丁寧に描いてくれているのだ。
必ずしも劇的なプレーで試合が終わるわけではなかったり、ドラマチックな逆転劇ばかり起こるわけではない。
ベンチの選手が突然コートに入ったとき、いつもピンチをチャンスに変えられるわけではない。
ハイキュー!!は、読んでいて苦しくなるほど、リアルさの塩梅があまりにもうますぎるのだ。

ハイキュー!!の好きなシーンを挙げろなんて言われたら「え?3年くれ」と言わざるを得ないほど名シーンの多い作品だが、その中でも超超超大好きな「烏野VS音駒」が2/16に劇場公開される。
全人類映画館に足を運びやがれください。

「アニメとか見るの?何が好き~?」と知人に聞かれた時に
「…んと~~~ハイキューとか好きだよ~~~」などと何食わぬ顔で答えると「ハイキュー面白いらしいね~!笑」とか言われることがありますが、そんな時相手の肩を両手で揺さぶりながら

「見よう!?!?!?!?!?!?!?!?今すぐ見よう!?!?!?!?人生損してるとか言われるのは私もマジで嫌いだけどハイキューに関しては見たら寿命延びるから!!!!!見たほうが健康にいいから!!!!!!」

と言いたくなるのを抑えて「見てみて~もしよければ漫画も貸すよ~」くらいに留めている。血を吐きながら。

今回上映されるものは、もちろん初見の方でも楽しめる作品にはなっていると思う。思うがしかし。
過去の烏野と音駒のやり取りを知っていればいるほど、この試合は泣けるのだ。
何度も練習試合を繰り返し、ライバルでありながらお互いを高め合うために努力しあってきたチームだからこそできる試合が「烏野VS音駒」なのだ。
試合結果のネタバレはここではしないが、私はこの試合が作中で1.2位を争うほど好きな試合なのだが、その理由として「終わり方」にある。

読んだ人なら分かると思うけれど、烏野と音駒の試合だったからこそあのラストだったのが本当に本当にもう…今思い出しても泣く。
誰が悪いわけでもない。決して劇的ではない。でも烏野と音駒のラストにあまりにもふさわしい終わり方だったから。
漫画でもきったねえ泣き顔晒しながら読んだというのにあんなの映画館で観たらどうなるんだ。人様に見せていい顔で観れる自信がない。

そして私の最推し「黒尾鉄朗」も大活躍する試合です。助かる。
寿命延びるわマジで。映画見たら100000000歳まで生きちゃうかも。

ハイキュー!!が好きなあなたもまだ見たことのないあなたも、
「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」
2/16公開ですので、ぜひ劇場へ足を運び寿命を延ばしてください。
日本人の寿命を延ばしてこの超高齢化社会に拍車をかけていきましょう。


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