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妊娠〜出産①プロローグ


〈転勤先での妊娠出産〉


30代目前の転勤先は海沿いの田舎町。
実家までは車で5時間ほど。
夫も転勤があるので
せっかく今一緒にいられる貴重な時間なんだから
新生児期は一緒に子育て頑張って
大変な時期を共有したいと思い
里帰り出産はしないことに決めていました。

市内で分娩できる病院は
2つの開業医の助産院か大きな広域医療施設。
助産院はホスピタリティがあって
食事も美味しいらしく憧れましたが
縁もゆかりもない場所での出産ということで
何があっても大丈夫なように
広域医療病院で分娩することにしました。

広域医療施設では
日々の妊婦検診はかかりやすいように
地域の産婦人科病院で受けて
分娩と大事なタイミングの検診だけ
分娩予定の病院にかかれる仕組みがありました。
急患が多く
いつも混雑しているための仕組みのようです。

大きなお腹で何時間も待つのは辛いので
私もその仕組みを利用して
普段は待ち時間の少ない開業医の産婦人科病院に
通っていました。

〈妊婦生活〉

妊娠中は貧血もつわりもほぼなく、
仕事も無理なく定時であがり、
軽い運動と食後の安産スクワットやヨガを習慣にして
いたって健康な日々。
お腹の赤ちゃんも成長曲線ど真ん中。
エコーではなかなかお顔は見せてもらえなかったけど
いつも胎動で元気を知らせてくれてました。

自然分娩のYouTubeをみたり
ネットの体験記事を読んだり
妊娠出産本を買って勉強しながら
会陰切開怖いなぁ
お産の痛み耐えられるかなぁ
いきみはこうやって逃すのか…
赤ちゃんに障害がありませんように…
あっても責任もって愛情いっぱい育てよう…
なんて考えながら
不安と楽しみ半々くらいで過ごしていました。

〈雲行き怪しく〉

ノンストレスの妊娠生活。
順調だったはずですが
24週の検診で血圧がやや高めに。
まぁ同僚の奥さんも妊娠中は高血圧気味と聞いていたので
よくあることなんだあと思いながら
食事と睡眠に気を遣いながら1ヶ月過ごしました。

28週の検診。またもや血圧は高め。
尿蛋白も初めて+になりました。
かかりつけの医師は
いつも通り大丈夫と一言。
定例の採血だけして、結果は次回の検診でということで
とりあえず帰宅しました。

夫には、
いつも通り爆速の検診で待ち時間含めて20分くらいで終わったよ〜
相変わらず先生言葉少ないね〜
数値悪くなってるように見えるけどほんとに大丈夫なのかね〜
あ、エコー写真で珍しくちびちゃん顔撮れたよ、
なんて笑いながら報告。

ただ上がる血圧を放置するのも怖かったので
血圧の管理の仕方を教えてもらおうと
分娩予定の大きな病院に電話で相談してみることにしました。


〈高血圧が気になる。〉

昼休み中にも関わらず
電話での相談に快く対応してくれました。
病院だから数値が上がってるだけかもしれないので
家での血圧を測って見てください。
また1週間後こちらから経過確認の連絡しますね、
とのことでした。

それから血圧計を買って、
毎日家でも計測して見るも、全く下がらず。
むしろ病院で測るより高い。
夫にも協力してもらって
食事に無塩の野菜スープを取り入れたり、
運動をこまめにやったり、
睡眠時間を増やしたり、いろいろしましたが
朝昼晩いつ測っても
(135/90)くらいが続きました。

もともと浮腫みやすく、仕事中は脚のむくみを感じてましたが着圧ソックスで解消。
高血圧で目がチカチカするってどういう感覚?
という感じで
自覚症状はほぼなし。数値だけがどんどん上がる。

奥さんが妊娠中高血圧気味で
病院から管理徹底されて入院もしたという同僚に
世間話で血圧の数値を教えると
135は思ったより高いね。と一言。

普段は低血圧だし
なにをしても下がらないし
もしかして私入院した方がいいのかな?と
いよいよ不安が…

分娩予定の病院の先生に経過を報告すると
高いですね。引き続き生活習慣に気をつけて。
気になるようだったら次の検診は
こちらの病院に来てもらっても構いません。
とのことで急を要する感じではありません。

かかりつけの先生は大丈夫とはっきり言ったし
心配しすぎかとも思いつつ
ネットの記事で妊娠高血圧症候群という名前だけは知っていたので
念の為に
次の30週の妊婦検診は分娩予定の病院に行くことにしました。


長くなったので続きは次回書きます。

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