![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/161128136/rectangle_large_type_2_3ac688d8ec574a24e6895998a0696a21.jpeg?width=1200)
農業のDX化について
こんにちは!
高知県に移住してフルーツトマトを栽培している
日高みよし農園の三好です。
今回は農業のDX化について
お話していきたいと思います。
農業のDX化とは(IoPとは)
農業も多分に漏れずDX化が進んでおり
私のハウスでも換気や暖房、CO2の施用や灌水
全て自動で行われており
その設定値を調整するのが生産者の仕事の一つです。
また IoP(Internet of Plants)
というものも推進されています。
IoPとは、感覚に頼っていた植物の生理状況を数値化して
営農に役立てるよう仕組み化しようという取り組みです。
その技術はどんどん進化しており
うまく使用すれば初心者でもある程度の収量が狙えるのが
このIoPを利用するメリットです。
IoPへの取り組みとその活用が今後の農家が必要な能力の一つになってくるということです。
DX化が進む一方で・・・
一方でIoPの導入がなかなかできない農家も多くいます。
パソコンやスマホに慣れていない高齢者や
そもそも興味のない人
基本中の基本である生育調査をしている農家も少ないのが現状です。
なんとなく作って、できたなり
こんな農家が沢山いるということです。
実際にIoPに取り組む中で
植物自体はめっちゃアナログだな!
なんてことに気が付きました。
ハウスに入って植物体を見た時は
五感全て使い想像以上の情報を得て判断していて
共有できる数字は本当にごく一部なのでしょう。
植物を観察しているとわかるのですが、0と1では説明できず全てグラデーションです。
それを数値化することで共有可能にして活用していくことがIoPを推進する目的ですが
その活用の際に
一度デジタル化され粒度の粗くなった情報を如何にアナログに再変換するか
が物凄く重要になります。
つまり数値化された情報を
自分に適した栽培にどう落とし込めるか
という能力が必要になるということです。
栽培技術、経営能力、先進技術の応用能力
このような能力が掛け合わさって
やっと営農か成り立つのかなと最近思います。
つまりできない人、やらない人は
厳しい状況に立たされてしまうのではないでしょうか。
ここまでやっても、天候や相場に左右されて収入の安定しない農業。
年収1,000万円も狙えるのは事実です。
しかし、どれだけ頑張ってもベクトルを間違えれば大した結果は出ず
勤めて給料をもらえることがどれだけ恵まれていることだったか
なんて考えてしまいます。
私はそれでもやってよかったと思っています!
(まだ今は)
おまけ
今回のお話をするきっかけになった本です。
一度抽象化して、それを自分なりに具体化して落とし込む。
どの仕事や趣味でも幅広く同じことが言えますが
農業でも同じで、今ぶち当たってる課題解決のヒントになるかなと思いました。
最後まで読んで頂きありがとうございました!
少しでも興味持っていただけたら「スキ」をお願いします!
移住や農業について
「こんなこと聞いてみたいな」
「こんなこと知りたいな」
などもコメント頂けたらお答えします!
いいなと思ったら応援しよう!
![日高みよし農園 三好諒](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/156791122/profile_f9cd58fc51fbc052e5d846055615d54e.jpg?width=600&crop=1:1,smart)