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どう休みを作ったか

こんにちは。
高知県に移住してフルーツトマトを栽培している
日高みよし農園の三好です。

今日のトップ画は
「沈下寸前の沈下橋」です。
日高村には仁淀川最下流にかかる
「名古屋沈下橋」があります。


さて今回は
どのようにして休みを作っていったか
について書きたいと思います。


前回の投稿

前回、noteでこんな投稿をしました。

今回はこの記事の続きです。

あっという間の限界

就農一年目。
初めての営農、長男の出産、人手不足
全てが重なり朝から働いて、夜はヘッドライトをつけて仕事。
こんな生活を続けていたらあっという間に限界が来てしまいました。

無我夢中で、毎日必死でなんとか1作終えたとき
この生活は続けられない
そう思いました。

作を終え片付けをして、1か月の休みの間に
やっと考える時間がとれたので状況を整理すると
気づきがいくつかありました。

まず
農業は一人で何とかできる仕事ではない
ということ。

自分一人が頑張って作業しても
節約できるお金はせいぜい100万円。

37aのハウスであれば売り上げは3千万は必要で
その規模であれば
自分は作業をせず、売り上げを上げる努力をした方がよい
と、気が付きました。

一人多く雇って、経費が掛かっても
それ以上の売り上げがあれば良いわけです。


取り組んだこと

まず取り組んだことは
仕事をパートさんに降ろしていくこと

属人的になりがちな農作業を平準化単純化して
日々のルーティン作業を基本的にパートさんだけで回るように。
私や妻はそれでも足りない時の補助役として作業に入るようにしました。

その為には人が必要です。
時給は最低賃金より100円以上上げて
まず人を集めました。

次に
雇用保険の加入を進めて
昨年加入しました。
これは任意加入の個人農家ではあまりない事例だそうです。
それくらい、農業の従業員はあまり良い待遇を受けられていないのが現状です。

おかげで今は少し余裕のある人数でハウスを管理できています。


雇用確保の次に取り組んだことは
栽培技術の向上です。

農業はまず反収(10a当たりの収穫量)を上げないと始まりません。
せっかく雇用人数を増やしても売り上げがなければ赤字です。

空いた時間で近隣農家さんを訪問して
実際に目で見て勉強
オンラインセミナーを受けて勉強
良いと思ったものはお金の許す限り試していきました。

途中、高知でも大雪が降ったりイレギュラーもありましたが
2作目の収量は前年の1.2倍以上の結果に。
収量が上がれば忙しくなりますが
雇用人数を増やしていたのでクリア。

やったことがハマって結果がでたこの時
農業おもしろいな!
と思いました。

やったこと、やらなかったことがダイレクトに返ってくる

この気づきがとても大事でした。


経営者になる

2年目の成功体験からさらに気づきがありました。
それは
自分は経営者にならないといけない
ということ。

毎年売り上げを上げて、資材高騰、人件費高騰などの課題を超えて
この農園を成長させていく。
地方でも雇用をうみ、給料を払える力が今の自分にあるんだ。
ただ農作物をつくるだけではない。
地域課題も解決できる力がある。

そんなことを漠然と思うように。

人を支配できるとか、そう意味ではないです。
自分の経営次第で従業員の生活に支障がでてしまう。
そういう責任感が強くなっていきました。

業務以外でも

経営者という自覚が強くなり、日々の生活で
時間を強く意識するように。
活動している時間、効率よく働けるように
色々取り組んでいます。

  • SNSみない(SNSはみてもいいことない)

  • 7時間以上睡眠(ちゃんと寝るようになってあんまり風邪ひかない)

  • お酒を控える(適量を週に一回くらい。平日飲まない。)

  • 朝5時前起床(を目指す。朝にその日の予定立てる)

  • 家で仕事しない(休む時間確保)

  • 17時に仕事辞める(境があいまいなのでメリハリ)

こんなことしてます。

個人的にはちゃんと寝ることをお勧めします。

こうして、起きている間効率よく仕事して
休みの時間を確保しています。

これは農業経営ではなく自分自身の経営といえるかもしれません。

まとめ

以上、休む時間をどう確保したかでした。
書きながら
経営者としての自覚を持った
ことが大事だったのかなと客観的におもいました。
あきらめず前に進めば活路は開けますね。

おまけ

時間といえば、7つの習慣にある「時間管理のマトリックス」
は参考にしています。
第一領域から第四領域とかいうやつです。
色んな人が解説していますのでここでは書きませんが
自分の時間管理の感覚は変わりました。


時間に余裕を持とうと行動じたきっかけがこの本でした。
毎日少しでも改善して継続して取り組むことの
重要さを学んだ一冊です。
オーディブルでもきけるので作業しながらがおすすめです。


最近読んだこの本。
経営といっても会社の経営ではなくて
身の回りに起きる現象を経営として解説してくれます。
言い回しに癖があってはじめ読みづらかったですが
内容は自虐を含めわかりやすい例を混ぜながら書かれているので
スラスラ、そしてニヤニヤしながら読んだ一冊です。



最後まで読んで頂きありがとうございました!
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移住や農業について
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