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劇団サクラ第2回公演をやりたいって話。
私は劇団サクラという劇団の主宰を務めています。
務めているというと誰かに任された仕事のようなニュアンスが出ますが、勝手にやっているだけです。
そもそも劇団サクラは私が個人的に立ち上げた劇団。
私がいた演劇部の劇団娘の予感では先輩方がそれぞれの代でOB団体を作ったりしていましたが、うちの代ではそういうこともなく。私自身OB団体というものにこだわるつもりもなかったので、気付けば何やら面白い集団になっていました。娘の予感OBも私と、第1回公演に参加してくれたN氏だけです。
劇団サクラ最大の特徴は、約半数の人が演劇部に入った経験がないこと。これが面白いんですよね。特に演劇をやったことない人たちと作り上げていく過程は唯一無二です。
演劇部に入ってる人ってやっぱりどっか変わってるんですよね。365日演劇のこと考えてるなんて正気の沙汰じゃないです。別にこれは揶揄して言ってる訳ではなくて、なんから自分もそっち側ですし。
でも演劇を普段やっていない、違うバックグラウンドを持つ人が入ると一気に空気が変わります。今までやろうとも思わなかったことが浮かぶようになります。
例えば旗揚げ公演となった『グッバイ・ジュピター』では、キャスト4人中2人が演劇初挑戦で、この2人ともダンス部に入ってました。これを活かさない手はないということで、急遽冒頭と最後に踊るシーンを付け加えました。特に最後に関しては役者の彼に踊りを全投げして、振り付けからなにから全部お任せするというパワハラ演出。しかもバックで流れてるのはシューマンによる合唱曲『流浪の民』というなんとも踊り辛い曲。よくやり切ってくれたと思います。
こんなのは彼らが踊れなければ絶対にできていなかった演出です。異なるバックグラウンドの人がいたからこそ生まれてきた演出なのです。
私が目指したいのはそこです。いろんなバックグラウンドの人が集まって、そこで新たに起きるCHEMISTRYを何よりも大切にしていきたいのです。
とまぁ大仰なことを書きましたが、とりあえず新しく演劇したいってことです。一昨日に娘の予感の演劇を見てもそれは思いましたし、インプロのショーをやってても思いました。
ということで劇団サクラ第2回公演に向かって少しずつではありますが動き出しています。
予定ではなんと最低3公演!
旗揚げ公演の『グッバイ・ジュピター』は1回しか公演できませんでしたから、そこに来られないと観れない状態でしたが、今回は3公演!やります!多分!ということで前回よりも多くの方にご覧いただけるのではないかと思ってます。
さらに滝プラザとかでも公演できないかと考えてます。まだ脚本執筆段階ですが、これからどんどん進めて具体化していきます。
前回はいなかった新メンバーも入ってくれて、更にパワーアップした劇団サクラをお見せできるかと思います!
それでは情報解禁までしばしお待ちください!!
最後に。
最近よく聴いている音楽をひとつ。
ショスタコーヴィッチ
交響曲第7番 ハ長調 "レニングラード"
私がよく聴く作曲家ショスタコーヴィッチの作品です。第1楽章が好きすぎてそこばっか聴いてます。
上の音源はショスタコーヴィッチと親交の深いムラヴィンスキー指揮、レニングラードフィルハーモニー管弦楽団演奏によるものです。ムラヴィンスキーの第7番はこの音源しかないらしく、音質が悪いのがとても残念ですが、それでも私が一番よく聴く演奏です。
来年はショスタコーヴィッチの没後50年にあたるらしく、恐らく各地でショスタコーヴィッチの作品は演奏されまくるんじゃないかと思います。早速来年の1月にNHK交響楽団が、この"レニングラード"をやるみたいです。
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私も行く予定でチケットも買いました。
みなさんもご興味あればぜひ。