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チベット行きは諦めた


10月に行く予定だったチベット行は諦めた。
来年?来年のことを言うと鬼が笑いそうなので言わないことにした。
以前から行きたかったし、沢木耕太郎さんの天路の旅人を読んでやっぱり行こうと決めた。計画したらコロナが流行し、中国はビザを発行しなかった。
やっとツアーに限り行けるようになったのだ。早速申し込んだら腫瘍が見つかり手術。この体で標高5000メートルの空気を吸うのは無理があるかもしれない。でもそんなにはがっかりしなかった。
昔から根拠のない多大な期待をしないたちだ。
そういうと、冷たくてつまらない人間に見えるけど、あきらめと切り替えが早い。
期待値が高ければ高いほど、裏切られたときのショックは大きい
エヌビディアの株が2000億ドル以上大暴落。エヌビディアは別に悪い決算を
出したわけでもない。AIブームでみんなの期待値が異常に高かったのだ。
勝手に根拠のない期待をして、そしてがっかりして売られた。
株式市場ではよくある。
75年も生きていると、そうそう思いどうりになんてならないことがたくさんあることは知っている。
そこで落ち込んでいる時間がもったいないし、落ち込んでも何かが変わるわけでもない。
考えてみたら花屋の面接に落ちたことなど、普通の人はかなり落ち込むはずだ。自信を無くすことかもしれない。
でもほとんど落ち込まなかった。仕方ない自分で花屋をやるかーと変化した。
ダメだったら、今大丈夫なことを探す。
まずは来週白馬に行って温泉に入って山を見ながら考えよう。
スイスでもいいんじゃない。。。そんな気分にもなっている。
夏のスイスは行ったが、残雪が残るスイスは見ていない。
やっぱりいい加減な人間かもしれない。



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