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ストレスと独り身とホテル暮らしとー シーズン拾弐【第6回・あたしメリーさん。今、ローカル線のトイレの中にいるの。しかも、回送なの……名古屋・下呂温泉・飛騨高山・富山市内・宇奈月温泉・氷見6泊7日の旅《下呂温泉郷》】


 正面玄関から旅館に入ると、そこはやたらと広いフロントエリア。和の成分を多く含んだ豪華絢爛な空間が特別性を演出しており、非日常感を味わえる。

 既に多くの宿泊客がチェックインの手続きを始めており、私は周囲の素敵なオブジェを眺めながら待つ。

 そして、私のチェックイン。今回は2食付プランでじゃらんのポイントを利用し、¥21820(入湯税込み)という結構ないい御値段。が、ここは下呂温泉という日本屈指の温泉郷……どうしてもネームヴァリューが付いて回るから、これならまだコスパが良い方である。

 本日は5階の純和室。

 玄関戸を開けると正面に襖、左右に扉。設備は明らかに古いタイプで、経年劣化が目立つが使い勝手は悪くない。

 和室の雰囲気が滲み出た気分の良い客室✨

 テーブルの上の和菓子を美味しく頂く。

 客室の窓からは下呂温泉郷とそれを囲むようにしてそびえる山々が眺められ、温泉郷の中に居る感が強い。

 旅館内を軽く散策中。フロントエリアには自由に利用できる足湯の設備まである。

 ぎっしりと敷き詰められた土産物。土産物の種類の多さとクオリティは、その宿泊施設の実力の一部。あとでじっくりと吟味しよう🤔

 古めかしい洋館風の入浴施設、岐阜県内のドコに行っても見かける『飛騨牛』、それを使ったカレーパン屋、有名な温泉郷には漏れなく存在する御当地プリン。できればプリンを何種類か食べたかったが、経済的にギリギリの旅行計画なので我慢🤦‍♂️

 飛騨牛なっとく豚鶏ちゃんの自販機を発見。ここまで品揃えが良いと小型の肉屋だ。『なっとく豚』とは、飼料に納豆の粉末とお米を食べさせていることから 『納豆喰豚』と名付け、お肉は『なっとく豚』として流通している。 納豆は胃腸の働きを高め、腸内バランスを整え、豚は健康に育つ。また、ビタミンEを多く配合した飼料が与えられ、豚肉の酸化を制御、 家庭の冷蔵庫でも鮮度が長持ちし美味しさが持続するという。 健康に育った『なっとく豚』は美味しく、その肉質は柔らかくて豚独自の臭いも無いという。 脂身は口溶けが良く、旨みが強いがあっさりとして食べ飽きないとのこと。

 温泉郷の中に博物館とな……この『下呂発温泉博物館』では、温泉を科学的見地から温泉の湧き出す仕組みや、泉質、効能などを紹介。また、歴史から見た温泉や 温泉の発見伝説、江戸末期から明治の温泉番付など興味深い資料を温泉の文化として紹介している。
 当然、入館料が発生するので私はスルー。

 これまた食べ歩きが捗りそうな旨そうなのを並べやがって……しかも、ピンクの足湯があって子牛が浸かってるし😊
 ただ、『ゲロゲロバター』……語呂は良いが、良いが故に何か……イヤ💧

 大きめの水路が温泉郷の真ん中で緩やかに流れを作っており、温泉郷内に小学校まであって、小学生の集団下校に出会った。
 銅像シリーズとしては……テンション高めのウェルカムをしてる飾り付けとは裏腹に、ちょっと疲れ気味の紳士が座ってたり、質の悪い日本猿からカツアゲされてる人など。

 全く前情報無しでこの温泉郷にやって来た私が初めて目にしたのは……『さるぼぼ』。何だ、あのピンクのバケモンは……!? それが率直な感想だった。飛騨の言葉で❝猿の赤ん坊❞という意味で、 赤い顔が猿の赤ん坊に似ていることから、そう呼ばれるようになったという。 昔、飛騨地方では、母親が娘の縁結び・安産・夫婦円満を願い、また、子供達が健やかに育つことを願い、このさるぼぼを作り与えたと言われている。
 そして、さっき自販機で見た『鶏ちゃん』の店。誕生は1950年ごろで、岐阜県の一部の地方で食べられていたジンギスカンを真似て作られたのが始まりと言われ、その後、1960年頃から地元の精肉店や居酒屋が独自に改良し、地域色豊かな鶏ちゃんが各地で生まれた。醤油や味噌をベースにしたタレに漬け込んだ鶏肉を、キャベツなどといっしょに焼いて食べるシンプルな料理。

 岐阜県の東濃地方で作られている焼き物『美濃焼』のガチャが1回¥500。地方色の強いガチャだが、この『蛙神』って……外観がテレビで放送できない形状にしか見えないんだが🤔 (『18Kゴールド』の『K』って『禁』の意味かな?)


 今宵はここまで。
 次回に続くー


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