ストレスと独り身とホテル暮らしとー エイトシーズン【第12回・千葉県小湊温泉《前編》】
皆様、旅行における移動手段は何をお使いだろうか? 私は交通費節約を鑑みて、圧倒的に普通列車の使用が多い。目的地が明らかに遠距離だと新幹線、駅からローカルな路線バスを利用する事もしばしば。
2023年6月12日の午前中、私はとある快速列車に乗車。目的地までは約2時間30分の道のり……そんな長距離移動で重要となるファクターの一つに『トイレ』がある。で、まずは声を大にして言いたいー
「トイレの鍵は必ずかけろッ!!」
『開』のボタンを押す ➡ ドアがゆっくり開く ➡ 便器に座って排便しとる若い成人男性が大慌て ➡ 私も大慌てで『閉』のボタンを押す
ドアはゆっくりと閉まっていったが、ドア近くにいた乗客数名もこの光景を目の当たりにしてしまい、ただただ苦笑い🤢 この直後の私に発生したのは純粋な憤り…………(旅の始まりにショッキングなモン見せんなッ!!)
目的の駅に到着。天気は最悪……野郎の排便シーンを見せられた私の心象風景のよう😒 駅前……とても殺風景。
荒波の内浦湾。降り続く雨。本来ならこの天気で出かけたりはしないのだが、微妙な降水確率だったので運任せで強行したら……この有様。
晴天ならとても気持の良い眺望になってたろうに。
せめて旨い昼飯を食ってテンションを上げないと。良さげな中華料理屋を発見し、迷わず入店。『国産小麦使用』といったワードに私は弱い😋
店内の造りは悪くない。私の座ったソファの背後には熱帯魚の水槽。
のりラーメン+半チャーハンの定食¥1100。チャーハンは味付け濃いめで、スパイスの使い過ぎ感があるが不味くはない。ラーメンは醤油系のアッサリタイプで、麺はコシのある太いちぢれ麵。舌触りが心地良い。のりが妙に香ばしくて旨く、チャーシューが味わい深い。
総合的には値段に見合ったレベル。
よく分からんが神聖そうな観光地があるようだ。全く人気のない小湊漁港までやって来た。
天気が良い日には釣り人が並んでいそうな堤防が。
この辺りの海は鯛で有名らしい。
なんか……足湯というより小型の釣り堀みたいなのがあった。そして、ここも全く人気無し。
なんたる存在感……
本日の愛人『満ちてくる心の宿 吉夢』である💝
とにかく雨が酷いのでさっさと中へ。
非常に天井を高くした広々フロントスペース。雨に追われて早めに来てしまったので、チェックインまでここで待たせてもらう。
テラスに出るとすぐ目の前は小湊漁港。私は純粋なオーシャンビューも好きだが、漁港ビューも何故か好み☆
土産物屋はなかなかの品揃え。
鯛と枇杷と落花生が千葉県を支配しておる。その結果、『ぴーにゃっつ』という微妙な新キャラが生まれ、『チーバくん』はガンギマリの目になってる。
しばらくフロントエリアを彷徨ったりソファに腰掛けたりして……やっとチェックインの時間。今回は1泊2食付の入湯税込みで¥21650が、全国旅行支援の魔法(税金)で¥18650。
当然、地域限定クーポン¥2000の恩恵に与れる😁
私の客室は別亭の2階。外観から察するに、独り客は本館隣に後から増設されたと思われる一角に追いやられるみたい。
ほほう~~、イイですねえ😊 ベッドから滲み出る仄かな高級感。色合いはともかく、ゆったりできそうなソファ。疲れてる時にはありがたい空間。
テレビ、でかい。トイレ周り、広い。バスタブ、大きい。これは正義。
客室の窓を開けると眼下は海。乗船場に少し迫り出した構造のため、海上の客室と言って差し支えない。ただ、海が近過ぎて少々磯臭い。
今宵はここまで。
後編に続くー