ストレスと独り身とホテル暮らしとー フィフスシーズン【第7回・群馬県老神温泉《前編》】
2022年11月14日の真昼間、アンケートで『群馬県といえば?』と聞かれて、約45%の人が『未開の地』と答える土地に久々に入村。
『沼田』という聞き慣れない駅で降りる。
真田と天狗を推す街。
駅舎は意外と奇麗な造り。駅前は見事に民家の集合エリア。近辺にコンビニ的なのはあるが、中で近所の高齢者達が寄合を毎日やってる系の店。
そして、修験者風の天狗が奉仕したくて仕方ないらしい。
紅葉の秋。夏と冬しかなくなりつつある日本において、貴重な秋の期間を味わおう。
経験上、よく分からん初めての土地において、あてどなく彷徨うのは時間と労力の浪費になる。従って、駅を出てすぐの所にある蕎麦屋へ昼食に。
温かいかけ蕎麦¥750。十割蕎麦でモチモチの良い歯触り、香り濃厚で出汁も美味しい。こりゃ当たりだな。
で、食べてる間、隣のテーブルのじいさん4人組が、温暖化やら昔住んでた東京の話をしてて、店内の客は全員高齢者なのに気づいた。
沼田駅に送迎バスが到着したので乗り込む。沼田の街や紅葉した山々をボンヤリと眺めながら、約35分。
本日の愛人『源泉湯の宿 紫翠亭』である💕
早速、チェックイン。今回も全国旅行支援の恩恵に与って、入湯税込みで¥11238。当然、¥3000の地域限定クーポン付きだからやめられない😁
良い雰囲気の廊下を抜けて。本日は3階へ。
これはまた……なかなかの狭さ💦 テレビも控え目のサイズで、このシングルルームだけ他の客室から隔離されたような、特殊な構造となってる。
群馬といえばこんにゃくと尾瀬。3点ユニットバスは十分に清潔。
この客室、狭いくせに窓が2つあるという特殊構造。眺めは悪くないし、真下には心地良いせせらぎが聞こえてくる、水の庭園が広がってる。
スッキリとした使い易そうなラウンジ。けど、名前は『覇王』という猛々しい空間。群馬のイメージとして林檎は思いつかないが……うん、普通に美味しい☆
館内を散策中。和と洋を巧みに合わせた気持ちの良い空間。
土産物屋はまあまあの充実ぶりだが、群馬の名産品はどうも地味で私のセンスが反応しない。
ホテルの親会社がどっかの『加藤さん家』と作ったハチミツ。流暢に日本語を喋る獣に紹介されとる。
温泉地で売られる拳銃。群馬県では銃火器の携帯が許可されてるらしい。そして、温泉地名物・高額カップ麺。旅館・ホテルで食うジャンクフードには悪魔的な魅力があるとか……。
大浴場の近くには定番の卓球台。傍には火鉢。真冬にはこの細やかな滝が凍り付くのだろうか?
今宵はここまで。
後編に続くー
補足ー
えッ? 『ぐんまちゃん』ってキツネじゃなくて馬(ポニー)なの? 嘘だろ…………まあ、どうでもいいんだが。