ストレスと独り身とホテル暮らしとー フィフスシーズン【第12回・東京都新宿《中編》】
客室からの眺望……ここがコンクリートジャングル・新宿の一角であると思い知らされる。
高級なホテルには『名水』が欠かせない。
高級なホテルは上手なアピールにも手を抜かない。
まだ入浴はしないが、最上階の18階にある大浴場フロアへ。実に瀟洒な雰囲気。
窓からは新宿の街を一望できる。まるで灰色のレゴブロックを積み重ねたような景観。
さあて、そろそろこの地域限定クーポン¥3000という、税金の塊を使いに街へ繰り出すかな★
…………散々歩き回り、夕方のイイ時間になった頃、私は何故か熱帯魚屋の看板を見つめて半分放心していた。
理由はー 『地域限定クーポン¥3000』がどこも使えなかったから🤢
まず、昼間に行った『伊勢丹 新宿店』では、サービスカウンターで「全館どの店舗も使えません🤷♀️」って言われたし、コンビニやドラッグストアはどこも電子クーポンの方しか扱えないって断られる始末。そう……何を隠そう、私はガラケーユーザー☎ スマホ📱などという近代兵器は所持してないのだよ!!
歩き疲れ、何度も店員に「使えませんWWW」と断られ、すっかり挫折のスパイラルに陥った私は、癒しを求めて地下にある熱帯魚屋へ。
私は金魚専門なので熱帯魚にはあまり興味がないのだが、新宿というストレスフルな街では貴重なオアシス。アクアリウムは素晴らしい🐠
やはり金魚は愛らしくて素敵🥰 水槽内の苔を食べてくれるエビを一緒に飼うと、鑑賞性も高まるのだが、金魚に追いかけられて食べられるので扱いが難しい。
結局、『新宿御苑』の散策は今回は叶わず、失意の新宿徘徊マシーンとなった私は、ライトアップされた『伊勢丹 新宿店』へ。豪勢な夕食を地下の食品街で買い込み、ホテルでゆっくりと愉しむことに決めた。
アボカドと沖縄島豆腐の和サラダ¥412。アボカドとワカメがネットリ食感で、豆腐にしっかりとした風味と上品な甘みがあり美味。
ヤリイカと海老の白だし醤油あん¥1076。上品な味付けでクセも無く食べやすい。
和牛のステーキ弁当¥1900。十分な脂が滴るが、決してくどくはなく、良い歯応え。外側は香ばしく、内側はしっとりと優しい味で、牛肉本来の味が舌を喜ばせる。
う~~ん、満足☆ 御馳走様でした😊
今宵はここまで。
後編に続くー