見出し画像

ストレスと独り身とホテル暮らしとー シーズン拾弐【第12回・あたしメリーさん。今、ローカル線のトイレの中にいるの。しかも、回送なの……名古屋・下呂温泉・飛騨高山・富山市内・宇奈月温泉・氷見6泊7日の旅《富山市内~宇奈月温泉》】


 駅ナカの土産物処で唯一買ってきたのが、この『プレミアム白えびかき餅』¥648。もはや、私の中では富山=白えびの方程式が成立してる。

 ホテルの廊下の窓から見る富山市内。地方都市のなかでも古めかしさが所々に残った悪くない雰囲気。遠くの方には雪化粧された山々が見えて奥ゆかしい。

 夕食はホテルのすぐ目の前にあるデパート『大和(だいわ)』へ。金沢、富山の北陸2都市にしかない貴重な百貨店。こういう地方にしかない歴史を感じさせる商業ビルに入ると、無性にワクワクしてくる性癖の持ち主😃

 レストラン街へ向かうと、私がお気に入りの中華屋『南国酒家』があった。さすがに早めの夕食だったので客は私だけ。良い雰囲気の内装。

 『黒部名水ポークの黒酢酢豚』¥1580と『広東チャーハン』¥1330を注文。『黒部名水ポーク』は、富山県産豚の中でも特に優良品種同士を掛合せ、ミネラルを豊富に含んだ黒部川の伏流水や竹酢を混ぜた飼料を食べさせることで、旨味成分が他のものと比べて多く、柔らかくてジューシーな豚肉を作り上げている。折角なので富山のブランドを頂かないとね😁
 酢豚は豚肉特有のクセのある臭いは全くせず、豊かな味で美味しい。黒酢の酸味とよく合う。チャーハンは少々塩味が強いが、香ばしくて食べ易い。大きめのむき海老のプリプリ食感が良い。

 百貨店を出ると、目の前のホテルと周囲のビルが夜景バージョンになっていた。
 客室に戻り、折角なので温泉檜風呂を使ってみよう。うん……やっぱ狭くてしっかりと脚が伸ばせない。が、確かに温泉が出てる。肌がトゥルッとする。

 富山県内の最初の一日……地方特有の空気を充分に感じられた。
 おやすみ、富山市内。

 おはよう、富山市内。今朝は5時に目が覚めた。早速、2階の温泉大浴場で朝風呂を愉しもう。

 ※ホテルHPから写真を引用

 内湯は小さめだが造りや雰囲気は非常に渋くて良い😊 露天風呂は……外気浴といった感じで、空も見えない構造。ま、繁華街の中だから仕方なし。

 朝食会場も床が一面畳敷きなので足に優しい。

 ホタルイカの沖漬けや『たら汁』といった郷土料理が嬉しい。『たら汁』は朝日町宮崎の名物料理。地元の漁師が獲ってきたスケトウダラを、女房たちが浜であたたかく迎えるために作ったのが始まり。たら汁は新鮮なタラをぶつ切りにし、身やアラ、頭、肝まで全て鍋に入れ、味噌で煮込む。
 そして、朝から自作の海鮮丼を食らう。鰤とイクラとカニの身と甘海老を乗せた。飯は赤酢を使っており、相性が良い。ただ、鰤の切り身が完全に乾いちゃってたのが✖ あと、イクラは……おそらくマスコ(鱒の卵。鮭のイクラよりも小粒)だと思う。
 で、このビュッフェ……食事のみの利用だと大人1人¥2300。朝からなかなかの御値段💧

 では、チェックアウト。富山市内は観光も宿泊もグルメも一定範囲内で充分愉しめる。富山県を訪れた際は、旅行の拠点として活用をお薦めする。

 富山駅からローカル線に乗る。ボックスシートの背後に扇形の小さなテーブル。こんな仕様の車両は初めて見た。

 別路線に乗り換える為、こちらの駅で降りる。富山県には現存する最古の水族館(大正2年創業)の『魚津水族館』があり、今日はそこに行ってみる予定だったが……生憎、本日は一日中雨っぽいので中止。水族館の最寄駅からは公共交通機関が機能しておらず、雨の中を大きなキャリーケース転がして約20分歩くのは勘弁なので💦

 ちなみに、この滑川には看板にあるような名所があるとのこと。

 富山県の東部山中にある『宇奈月温泉』に到着。眼前にそびえ立つ山々と雪……陸の孤島感が伝わってくる。
 ここまでの電車にはさすがに外国人観光客はいなかったが、駅に着くと白人の観光客がいてビックリした😲

 こんなひなびた温泉郷の駅前にも近代的自販機が。プレミアムなおむすびと富山県のブランドポークで作った角煮が売ってる。

 少々雨が降ってるので、とにかく先に重い荷物を預けよう。

本日の愛人『黒部・宇奈月温泉 やまのは』である💞


 今宵はここまで。
 次回に続くー


いいなと思ったら応援しよう!