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ストレスと独り身とホテル暮らしとー シーズン拾弐【第15回・あたしメリーさん。今、ローカル線のトイレの中にいるの。しかも、回送なの……名古屋・下呂温泉・飛騨高山・富山市内・宇奈月温泉・氷見6泊7日の旅《氷見》】


 『氷見漁港場外市場・ひみ番屋街』に歩いて到着。

 屋内に入ると色んなキャラクターに歓迎されたよ。

 今日のランチはこちらの『極 Ban Gyu』で。氷見牛やとやま牛を使用したお肉の創作丼ぶり専門店。

 『氷見牛カルビ丼』¥2200を注文。とにかく肉が柔らかく、カルビなのに脂身がくどくない。嫌な臭いは全く無く、実に旨い😋

 建屋の目の前は広い駐車場になっており、そこには能登半島地震によってできた生々しい爪痕がそのままに。

 比美町から中央町の商店街の通りは「まんがロード」と呼ばれ、あちこちで藤子Ⓐ先生が手掛けた作品のキャラクターたちに出会うことができる。
 ただ、予定外だったのは……ここを散策してみようと計画した後に大地震が能登地方を襲い、能登地方から近いこの氷見市も被災してしまった事。

 人通りはほぼ皆無で、バス停で待っている人は見受けられず、商店街の殆どの店舗と民家が被災していて、完全に倒壊した家屋もあった。テレビでしか見ることのなかった被災状況を生で目にしようとは……🤔

 至る所にキャラクターが配置されていて、訪れる観光客を楽しませてくれる演出なのだが、現状……この商店街を訪れているのは私と、被災した家屋を点検する役所の職員だけ。

 道路は普通に車両が通過しているが、9割くらいシャッターが閉まっており、ゴーストタウンの雰囲気。

 同じ『まんがロード』にありながら違う原作者の作品キャラも居た。

 キャラクター達は皆が陽気に迎えてくれるのだが、一帯の雰囲気ははとっても淀んでいる。

 私は散策を終え、氷見駅に戻り、本日宿泊するホテルの送迎バスに乗り込んだ。

 うおッ、思ってたのよりデカッ!

本日の愛人『うみあかり』である💖

 少し古めかしさのあるシックなフロントエリア。天井の剥き出しの照明器具はいただけないが、大きなストーブが北陸の冬を象徴していて感じが良い。

 さて、チェックイン。先日、富山県のローカルニュースをテレビで観ていたらこのホテルが紹介されていて、その時に出演していたオネーさんがフロントに居た。
 今回は2食付プランで¥28750という、この旅行ブログ史上最高額😲
 しかも、珍しくじゃらんを介した予約ではなく、ホテルの公式サイトで予約。どうしても一度食べてみたいモノがあったのでこの金額に手を出した。

 躍動感のある銅像の前を通過してエレベーターへ。

 本日の客室は5階。至る所に古い世代の造りと内装が垣間見える。

 テレビがデカ過ぎッ!!

 宿泊料金の割にはコンパクトな客室だが、整然としていて過ごし易く、独立式トイレなのが嬉しい。風呂は無くてシャワーブースになっている。

 客室の窓から観える広大な富山湾。今日みたいなどんより天気でなければ奇麗な眺望だっただろう。

 待合室フロアで無料のコーヒーとソフトクリームを頂く。うん、美味しい。


 今宵はここまで。
 次回に続くー

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