ストレスと独り身とホテル暮らしとー エイトシーズン【第9回・群馬県水上温泉《前編》】
未開拓ド田舎地方としてネタにされ続ける群馬県……どういうワケか温泉郷が多い。そのせいか、日本人でさえあまり乗らないようなローカル線に、最近は……外国人観光客が大きな旅行カバンをかついで乗車してたりする。
2023年5月22日の午後、交通費節約でしっかり時間をかけ、群馬県最北の温泉郷に到着。
それなりに有名な温泉地のハズだが、出迎えてくれたイメージキャラクターがなんか…………雑。駅舎は小さめで奇麗な造りだがー
水上駅を出てすぐ目の前、飲食店とお土産物屋が建ち並ぶ。ここだけ見ると、それなりに繁盛している温泉地のようだが……
旅館・ホテルが集まる方角に少し歩くと、二度と開くことはない店が目立ち、YouTubeの旅行系・廃墟系動画でよく目にする倒産したホテルが出没する🤢
この寂れっぷり……尋常じゃねえよ💦
利根川を挟んだ向こう側に、幾つかの大きなホテル(高級そうな)が見えてきたが、私が歩いてる道の側は小さな民家が点在しているのみ。そして、すごく静か……悪い意味で静か……。
目的の愛人近くに架かる橋ー『湯原橋』。その昔、水上温泉は『湯原の湯』と呼称されていたが、上越線が開通し、昭和初期に水上駅が誕生。東京方面からの観光客が増えるに従い、わずかだった旅館も増え、いつしか水上温泉と呼ばれるようになったらしい。
橋から眺める利根川の風景。うん、悪くない美しさ。
うおッ、遠くからでもノッポな図体が目立ってる。屋上の看板が凄くラブホ感剥き出しなのが気になるが……
本日の愛人『みなかみホテルジュラク』である💞
遠くの方からアノ看板を目にした時は不安に苛まれたが、玄関口まで近づくと、しっかりとした奇麗な造りで安心した。
まずは恒例の荷物預けをして近所の散策へゴー!!
フハハハハッ、観たまえこの街並みをッ! 街がまるで昭和~平成初期のようだッ!
…………有名な温泉郷には歓楽街が付帯するものだが、この寂れっぷりたるや。
そして、この廃墟ホテル達の存在感たるや……同じ群馬県でも草津や伊香保との格差があまりに顕著。
でっかく数字が記入された謎の自販機を発見。「どうなさる?」と訊く前にオマエが何なのか説明しろ。
水上では有名な『大とろ牛乳』というモノらしい。アイスでもなく、牛乳でもない独特で不思議な食感がするようだ。
内陸県には珍しくない馬刺しだが、熊鍋……だと……!! 興味津々😃
この日はずっと雨雲が空を覆っていて小雨が断続的に降っていたが、ランチの為の店を探してる最中、遂に本格的に降り出したもんだから大変。咄嗟に最寄りの店へと避難。
いやはや、群馬の山々に囲まれた温泉郷でまさかのピザ屋入店💧 まあ、ピザなんて滅多に食わないから丁度いいかもしれんな。(水がボトル入りなのがオシャレ)
ほほう、群馬県産の小麦粉と水上の水を使ったピザか。まさに地方ならではの逸品。これは期待できそう。
こちらが『ナスとベーコンのガーリック風味ピザ』¥1518。なかなかの値段だが……うん、ボリューム充分で味も悪くない。かなりの空きっ腹の状態でたまに食べるには良いかも。
今宵はここまで。
中編に続くー
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