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ストレスと独り身とホテル暮らしとー フィフスシーズン【第9回・千葉県館山温泉《前編》】


 2022年11月21日の真昼間。千葉県内では少々知名度の高い街に内房線で降り立つ。
 千葉か……あまり土産物が期待できないイメージ(これまでの経験で)。

 千葉県を走る特急列車の50周年記念はいいとして……なんか嫌な予感がビンッビビンッな「おめでとう!!」が。

 出た。

 駅構内の人口密度の殆どを高齢者が占める中で、この圧倒的な威嚇。彼女等はこうやってオタク共の消費財となり、記憶の片隅で断片的な情報となって消滅する。

 おッ、イイですなあ😊 海へと続く並木道。舗装されたアスファルトの道路だが、これはこれで味があるね。

 館山駅の全景。海がすぐ側ということもあって、地中海風の造りなのか?

 ≪駅の価値は駅前の店舗で決まる
 偉人風に言ってみた私の尊い言葉である。むッ、ランチにはもってこいの良さげな…………ん? 『かもめ』? 『つばめ』じゃなくて?

 カウンター席に座る。内装は小ざっぱりして奇麗。席からは、駅前とは思えない気持ちの良い風景が眺められる。

 ポークステーキのサラダセット¥1450。豚肉にしてはなかなかの御値段だが、千葉県のブランドポークを使用。脂は少々強めだが、クセや臭みの無い良い豚肉でタレとよく合う。
 旨し。御馳走様でした😃

 館山駅1階にある観光案内所。常駐されてる方のテンションとは裏腹に、ゴリ押しで街を活気づけようと必死。この投げっ放し感がクセになる。

 館山駅から路線バスに乗ったのだが、新宿駅だか東京駅だかからやって来たガチの観光用高速バスで、「え? 何コレ!?」って普通に戸惑った。
 で、運行すること約20分ー 館山湾が眼前に広がる。ふむ、悪くない。

 おや……想定していた愛人の外観とはちょっぴり異なると言いますか。郊外の住宅街に時々建ってそうな、奇抜な色味のアパートみたいな……。

本日の愛人『おさしみの宿 たろべ』である💘

 まずは、このショッキング画像。正面玄関の脇にあった自販機……オール¥200という凶悪な値段設定。『やさしい麦茶』から全く優しさが感じられない。

 ほほう~~、コンパクトで趣のある良いフロント。広々として優雅なフロアも好きだが、こじんまりとしたシックさも気分が良い😊

 旅館の見取り図。客室の名前が海の生き物達になってるのがオシャレ。

 フロントでしばらく待たせてもらってチェックイン。本日も皆大好き『全国旅行支援』を利用し、¥15950が ➡ 入湯税込みの¥11100に早変わり★

 もちろん、平日特典の『地域限定クーポン』¥3000が「使っちまえよ、コノヤロー!」と差し出されるワケですよ★

 本日の客室は2階。2階建ての旅館だから実質最上階だね。上り下りの階段といい、廊下といい…………完全に人ん家だよね?
 『鯛』か。悪くない😁

 玄関戸を開けた先には洗面所。脇の扉を開けるとトイレ。客室にバスルームは無いタイプなので、トイレは広々で嬉しい。

 おおッ、独り客に2階の角部屋を用意して頂けるとは……テンション爆上がりだよ✨ 布団が既に敷かれており、テレビは大きめで回転する座椅子が地味に便利。

 なんという素晴らしい眺め🥰 窓を開けた途端に実に気持ちの良い潮風が吹き込み、すぐ目の前の海岸から細波の優しい音が耳をくすぐってくる。
 館山は東京湾の玄関口。水平線がクッキリと目視できるくらい晴れてると、非常に遠くの方に神奈川県の三浦半島の先端部が見えるらしい。


 今宵はここまで。
 後編に続くー

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