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ストレスと独り身とホテル暮らしとーサードシーズン【第12回・神奈川県元町中華街《前編》】

 世間様の夏休みシーズンもそろそろ大詰め。私は横浜駅のみなとみらい線に向かう。2022年8月29日の午前中、駅構内に貼られた様々なポスターには、必ず1,2枚は良い意味でイカレたヤツがある。
 「暴力には断固屈しない!」「暴力団を利用しない」……そう言ってる連中が反社会勢力の面してやがる。
 で、久々の『鉄道むすめ』はサイドビジネスで米を売り始めてた。

 目的の駅に到着。『にほんおおどおり』と読むのか……現場に到着するまで『にほんだいどおり』と本気で読んでいた。そんな自分に日大タックルしてやりたい。

 地下鉄の出入口から徒歩約5分。またしても目立つ真っ黄色の看板。

本日の愛人『スーパーホテル横浜・関内』である💔

 いつもの如く荷物を預け、いつものように空腹に苛まれながらランチの場所を探す。ホテルのすぐ傍に、またしても目立つ黄色の看板。地方のド田舎の高速道路脇に立ってそうな安っぽさ。が、地理的に詳しくない土地で彷徨って時間をロスするのも嫌なので、入店。

 片言の日本語を喋る従業員が注文を聞きに来て、店内のこの独特の内装……明らかに中国人による経営店。正直、綺麗な店とは言い難い。
 こちら、冷し黒酢麺¥980。細麺の上に乗ってるのはクコの実と胡瓜、葱と鶏肉のササミ。ぬッ……スープの香辛料が強烈で麺の味が消されてる。どうも味が単調過ぎて美味しくないな🤔 たまにあるハズレの一つだ。

 近くにあった街の案内板を見る。『大桟橋ふ頭』か……予定にはなかったが、折角なので観に行ってみるかな。
 その道のりにあった噴水のある公園と、レトロ感を演出した良い感じの路線バスを発見。

 ほほう~~、悪くない。遠くの方まで見渡せるこの眺望、快晴だったら更に良い景観だっただろう。

 ワクワクしながら船旅を始めそうな桟橋。巨大なフェリーを見ると、いつかは客船で旅をしたいという欲求にかられる。
 少し先に見えるのはメディアで御馴染みの赤レンガ倉庫、夜景がとてつもなく輝かしい大観覧車と高層ビル群。そして、横浜ベイブリッジ。近い将来、横浜観光した際には素敵な写真を撮りたいものだ。

 さて、本日の本懐である元町中華街へ向かう途中、電波押し売り屋さんのゆるキャラを横目に歩いていると……な、何だ……この自販機は!? 出汁の自販機だと!? 上段が¥750で下段が¥550……どういう客層を想定した自販機なのだろうか。そもそも、「ああ~……暑いし喉乾いたなあ~🤢おッ、出汁売ってんじゃん。飲も😁」ってなるの!? この上なく意味不明な遭遇である。

 出た。遠くの方からでも非常に目立つ。ハッキリと『中華街』とデカイ門に記されてる。

 人、多し。

 恒例の平日月曜日だが、夏休み期間中の為、若年層の食べ歩き観光客が多い。そして、コロナによる影響なのか……潰れてシャッター街を形成しようとしている店舗も。

 人混み自体はあまり好きじゃないのだが、この雑踏感は味があってたまには紛れてみるのも悪くない。中華街は8割方が中華料理の飲食店、あとは中華系の雑貨屋と土産物屋。占いの館とわずかに日本の企業資本の店も在り。

 中華街大通りに建つ土産物屋『横浜博覧会』。じっくりと中を探索してみたが……うん、私の食指が動くような土産物はなかったよ。唯一買うか迷ったのは、有名ラーメン店の味を再現した箱入り即席麺くらいだった。

 2階には『ベビースターランド』と称する謎のエリアが。

 その名の通り、ベビースター系の御菓子が大量に陳列されている。ベビースターラーメンができあがる様子を見られ、できたてのベビースターもその場で食べられる稀有なランド。

 少し気になったのは、隅の方にあったゲームコーナー。暇を持て余した子供達用に設けられたスペースなのだろうか? モヤさまに出てきそうな古い筐体まである。

 横浜博覧会を後にし、中心街を少し離れた所を散策しているとー
 ペッパーくんが……し、死んでる!?

 ててててっててててってーれー♪(火サスBGM)


 今宵はここまで。
 後半に続くー


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