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ストレスと独り身とホテル暮らしとー エイトシーズン【第2回・群馬県四万温泉《中編》】


 この旅館は特殊構造でフロントのある階が4階になっており、本日の客室は5階。建屋の内部は非常に広く、遊び心で至る所に○○丁目や番地が書かれてて面白い。

 居間に続く襖の手前には洗面所とちゃんと洗い場がある風呂。経年劣化と古さは目立つが使い勝手は良し。

 木の温かみがあるトイレ。ポイント高し。

 襖を開けると居心地良さそうな10畳の和室✨ 

 広縁にはとっても味わい深い木の椅子とテーブル。そして、真冬に使えるコタツも完備。
 冷蔵庫の中は……うわッ、この昭和臭い仕様、久し振りに拝見した💧

 客室からは四万川が臨め、清流を眺めていると心持ちが癒されて気持ち良いなあ😊

 良さそうな御茶菓子を頂きながらフロントで貰った用紙に目を通す……『女将の紙芝居』とな? こんなイベントを日常的に実施しているとは、特殊な旅館である。
 さあて、地域限定クーポンを携えて館内散策に行こうかな。

 おそらく実用性は無い旧型のポスト、その隣にはカップヌードル専用の自販機が。長距離フェリーとかに設置されてるイメージだが、宿泊施設などに在ると急に食べたい衝動に駆られてしまうよね。

 ほう、これが夜に行われる紙芝居の会場か。えらく本格的な設備が揃っていて驚いたよ。

 『塩』と『米』の看板が何気に気になる休憩スペース、夜には営業しているであろうBarも在り。

 この旅館のシンボルマークにこんな設定があろうとは……プレステのコントローラー説は否定された。

 これはまた素敵な空間💕。7階に在る『月見台ラウンジ』。まさに非日常感の象徴とも言うべきスペース。何故ならー

 テラスに出て真下を覗くと四万川の美しい流れを堪能できる✨ 都会に永く住む人間には清流のせせらぎはとっても貴重な癒し。

 散策の最後は、フロントエリアの土産物屋で地域限定クーポンの活躍。正直なところ、群馬県のめぼしい土産物は私の厳しい食指が反応しない……が、折角のクーポン(税金)を使わないなど非国民。
 群馬スイートポテト¥1253と、和三盆わらび餅¥800を購入。自宅で賞味するのが楽しみ。

 客室でまったり過ごし、やがて夜の空気が訪れる。さすがに山中の温泉地だから、夜景らしい夜景は殆ど見られない。

 おおッ、19:00から始まる女将の紙芝居に思いのほか多くの観客が集まっていた。このイベント、開始15分前に客室のスピーカーで館内アナウンスが入り、女将が直々に案内してくれて驚いた😆
 まずは女将の前口上があり、拍子木が鳴って、女将がアフレコをする物語が始まるという流れだ。まあ、私は……特にこのまま紙芝居を愉しむ趣味は無いのですぐ客室に戻るWWW

 夕食は19:30からに設定してあり、そろそろ夕食会場に向かおうかなっと思ったら、二人組の成人男性がやって来て、速攻で布団を敷いて撤収していった。あまりの仕事の速さに呆気にとられたよ。


 今宵はここまで。
 後編に続くー

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