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歌詞が導いてくれる

多感なお年頃、ラジオやCD、カセットテープやMDを駆使して、色んな音楽を聴いていました。

ポップス、クラシック、ボサノバ、ジャズ…

どれも私の生活を彩ってくれたけれど、とりわけ歌詞の付いた日本のポップスに、たくさんの後押しをしてもらった気がします。

色んな感情に蓋をして、物わかりいいふりをしている大人になっても変わらず、心を揺さぶられる歌詞に出会うことがまだありますよ。昔聴いていたときには気づけなかったけど…というのは、あまりないかも知れません。初めて聴いたときの感情が、時を経ても思い出される感覚がほとんどです。
若く経験なくても、色んな事を経ても、受け取りかたが変わらない…成長してないのかしら(苦笑)

子育て始めて、自分のためだけの音楽を聴くって事に、罪悪感を感じていた時期がありました。子どもと一緒にいる最中にイヤホンしてたら、こどもの泣き声や呼びかけに気づけないのでは…遊んでいるときにあまり激しい音楽は良くないのでは…そんな余裕も思い浮かばないくらい、追われている期間もありました。

今は、好きな音楽を選ぶ時間も出てきました。あの頃に買えなかった音源をYouTubeで検索し、好きなタイミングで聴くこともできます。

疲れたり、泣きたくなったり、しんどかったりしてるときこそ、音楽に癒やされれば良かったなぁ。私は何を、自分でそんなに我慢してきたんだろう。誰に言われたわけでもないのに。

少しずつ思い込みをほどいて、また歌詞に涙できる私を迎え入れたいです。

人生最大級に迷ったとき、そっと寄り添ってくれたBUMP OF CHICKEN。


手に入れるために捨てたんだ
揺らした天秤が掲げた方を
こんなに勇敢な選択だ
いつまでも迷うことはない

「同じドアをくぐれたら」
作詞 : 藤原基央

色んな事を抱えながら生きていく、私の人生の道しるべです。

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