会話をするときに心がけること
こどもと会話するときに心がけて来たこと
『感情の決めつけをしない』
それはそれで良さそうだと信じてやってきたけれど、それだけをやる事には、あまり価値がないのだなと気づきました。
例えば遠足帰りのこどもに
「おかえり!楽しかった?」
とは言わない。
遠足帰りのこどもには
「おかえり!どうだった?」
と聞いてました。
はじめはキョトンとしていましたが、そのうち、
「楽しかった!」や、
「バスで酔って気持ち悪かった!」、
「お昼にともだちとケンカしてイライラしてる」、
「みんなでゾロゾロついていったから、自分のみたいところがみられなくてつまらなかった!」
などなど、色々な気持ちを教えてくれていました。
「楽しかった?」と聞いたとしても、
「つまらなかった」
が返ってくることもあると思います。そこには、素敵な信頼関係ができているのだろうと思います。
何と答えても安心できるという関係です。
本当に心に留めておかなければならないのは、
「どのような言葉で聞いたか」
ではなくて、
「そのやり取りの中に信頼関係があるのかどうか」
だったのだろうと思います。
ずうっと、形ばかりを追い求めてきてしまっていました。
また、何回かのやり取りの中にこそ本当の感情が隠れているだろうに、こちらの気分で手短に済ませてしまったり、相手がテレビを見始めてしまってからこちらの手が空いたから話しかけたりと、お互いがやり取りしたいタイミングを逃してきてしまっていたなと気づきました。
相手のことを考えるって、言葉を選べばいいだけじゃないな。
朝のルーティンをこなしながら、突如振り返ったことでした。