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医療従事者の方達への感謝

ここ2年ほどにおいて、海外と日本を行き来の多い方達のあるあるだと思うが、感染症の検査と隔離ばかりの生活であった。飛行機に乗る前に検査、飛行機を降りたら検査、隔離施設に入ったら検査、隔離施設を出る時も検査、定期的に検査。そのような生活のおかげで長い綿棒を鼻につっこまれぐりぐりされても平気になり、唾液を検査キットへ溜めることも手間取らなくなった。14日間をホテルの一室から一歩も出なくても平気でいられるし、政府の規定が変更されて隔離期間が3日間になった時は物足りなさを感じたほどだ。

そんな生活の中で、我々のために検査を実施してくれる医療従事者や空港関係者の方々を見てきた。この感染症の事態が発生しなければ、必要のなかった作業への対応を求められている方々。誰も予想をしていなかった破茶滅茶な事態の中、誰にもぶつけることのできない不満を不意にぶつけられる理不尽な状況も黙って飲み込んで対応されておられていた。いつ終わるかわからない、誰も答えを知らない、けれども周囲から担当者として回答を求められる。そんな理不尽と戦われている姿をを身近で見てきた。本当に頭が上がらない。

感謝を、労いを伝えたいが、1被検査者でしかない私ができる事は何であろうか。まず、次の検査の手続きが滞りなく進むように、必要な書類をきっちり揃え、与えられた指示に従い、不満ではなく労いの言葉を笑顔でかけるくらいしても、お釣りが来るほどのことを私は今して頂いている

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