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『僕はこの瞳で嘘をつく』

まったくそんなつもりはなかったのですが、図らずも中学生以来のチャゲアスブームが到来し、チャゲアスのことばかり書いています。お付き合いいただいている方、ありがとうございます…!

中学生のころはあまり歌詞の意味まで考えていなかった、『僕はこの瞳で嘘をつく』。ちなみに、瞳(ひとみ)とかいて、「め」と読みます。

だから君の顔 見つめたよ
だから君の顔 見つめたよ
どんなに君の瞳が僕を疑っても
僕はこの瞳で嘘をつく

最初に聴いたとき、小学生か中学生の私は、

だから君の顔見つめたいよ

だと思ったのですね。でも、「見つめたいよ」と「見つめたよ」では全く意味が変わるわけです。”僕”は、”君”に隠していることがある。でもその嘘はつきとおさなければならない。だから、あえて、”君”を見つめて、嘘を貫き通している、という歌詞です。守りではなく、攻めの姿勢。
目は口ほどにものをいう、といって、嘘をつくときは普通は目を見れないといいますが、”僕”はあえてまっすぐ”君”の顔を見つめている。なかなかできることではありません(笑)。(そしてイケメンに限る・・・)

歌詞に関してASKAは「男のズルさが見えてくる曲だが、ズルさより相手にダメージを与えないという気持ちのほうが強く、あえて男の優しさを表現した曲」と表現している

Wikipedia

ちなみにこの嘘、大きくわけて、「現在進行中の浮気」とする説と、「過去の恋人への未練」説があるようです。どちらともとれますが、私は以下の歌詞から、浮気説を推したいです。いろんな解釈ができる余地があることも、ASKAの歌詞の良さだなと。

本気でこんなこと 言えないよ
言葉の迷路にはまりこむ
どうにも許されるわきゃないよ
あの娘のことは言えない
あの娘の影は見せない

たしかにズルい男ですが、自分が楽になるために本当のことを言うよりははるかに良いです。

歌詞についてはこちらの記事が本当に完璧に解説してくれています。ほんと素晴らしい。こんな読解力と語彙力が欲しい。。。

https://note.com/htltrp/n/nf6d1d7dfb6ec

MVはもう、ASKAが最高にかっこよくて、これが”僕”だったらもう仕方ないな、と思ってしまうわけです。



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