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空白の1ヶ月レポート②:1/5~6(那智勝浦)

こんにちは。もう6月と聞くと1年めっちゃ早いですね。

ここ2回ほどは図らずも真面目寄りな内容でまとめてしまったので、今回こそ有休消化で遊び呆けてた話の続きを書きます。

今回からまた公開範囲がちょっと増えた(当社比)ので再説明しておくと、生存報告として1回/週を目途に淡々と更新しているものでございます。
啓蒙とかそういうのじゃあない。休みの日は休みなんだから休めばいいのさ。

先週、意外とひっそり読まれているらしいということが判明しビビッてしまいましたが、ビビッたところで生存報告の解像度が上がるわけがないので、変わらず淡々と書いていこうと思います。

「旅行レポなんか要らねぇよ!もっとこう、なんかないのか」って人は過去の記事をテキトーに漁ってね。なんもないけど。

1/5~6:那智勝浦へ

正月も明けてきて、本当の有休消化はこれからだ!という感じになってきたタイミングで那智勝浦に行くことにしました。

熊野古道と鮪があって、山と海が両方楽しめる素晴らしいところ。

なんですが、行こうと思った動機はそこではなく、以前に通勤で使ってた「特急南紀」の終着駅が「紀伊勝浦」なるところで「いつか行ってみたいなあ、どんなところか知らんけど。うっかり寝過ごしたら行けるかもしれんなあ」と思いながら約10年が経過してしまったので、心残りがないように紀伊勝浦行ってみようぜ、というわりとしょうもない理由でした。

そんなわけで、宿を取って1泊2日で那智勝浦へ(手配は12月にやっておいた)。

特急(急ぐとは言ってない)

目的がそんな感じなので、もちろん交通手段は特急南紀
最速の列車で8時名古屋発なんですが、着くのは12時。約4時間かけてのんびり走っていく。

距離もそこそこあるんですが、単線区間があるからかなんかちょくちょく止まる。はじめて南紀に乗る人が、明らかに線路の途中なのに急に止まって不安がるのはお約束だ。

そんなマイペース感MAXで走っていきますが、2023年に車両がリニューアルされたばかりなので、座席はとても綺麗で快適。

車内はこんなかんじ

ついでになぜか乗客が全くいないので、変なところでストレスが溜まることもない。「これが有休の力か…」と謎の感動を覚えていた。

名古屋から四日市辺りまでは人里走ってるなぁ、という感じなんですが、津を超えたあたりからだんだん怪しくなってきて、中盤以降はもうずっと山の中を走っている感じだった。抜けて海が見えたと思ったら着く、って感じ。

この川を越えたら和歌山(って南紀のアナウンスが言ってた)

特急南紀をはじめとしたJR関西線は、鹿さんにぶつかって遅延することでお馴染みなんですが、ここまで来ると鹿さんサイドがぶつかってくるというより、人間さんサイドが無茶して山を攻めすぎなのでは?と思わざるを得ない。すまんな鹿さん……。

ちなみに4時間あるけど外を見てもだいたい田んぼか山しかないので、どうしたもんか…と考えた末に、AmazonPrimeVideoで推しの子を一気見してました。サンキューwifi。見ないまま2023年終わっちゃってたからさ。
4時間あるから最終話まで視聴しちゃったよ。


こちらが終点の紀伊勝浦駅

いざ熊野古道

せっかく那智勝浦に来たなら山要素を楽しまねば、ということで、着いてさっそくバスで山のほうへ向かった。

といってもガチで熊野古道巡れるほどの剛の者ではないので、紹介されていたなんかほどよいモデルルートをそのまま採用した。
紀伊勝浦駅の隣にあるバス停で、ちょうどこのルート通りの往復バスチケットが売られているので便利でした。

大門坂までバスで行って、そこから那智大社まで歩いていくような感じ。

視認性がよい

入口からは整備された石段を登っていくような感じでしたが、「あっ、これホームページで見たやつだ!」と言いたくなるくらい雰囲気が良く、やはり来てみて正解だったと十分感じられた。

写真だと明るく撮れてしまうのでなかなか雰囲気が伝わらないんですが、本当にホームページに載っているようなちょっと薄暗くて雰囲気ある感じだったので、ぜひ自分の目で確かめてみてほしい。

こういう感じなんかいいよね(実際はもっと薄暗くて雰囲気がある)
こっちはもうちょい雰囲気伝わるかも

登り終えると那智大社が待っているので、お参りしておみくじを引いたり、その辺の喫茶店で名物のお餅を食べたりしてのんびり過ごしていた。

那智大社「旅行:行先を考へよ」わたし「たしかに」
旅先の喫茶店入るとつい何か食べたくなるよね

休みなんだから休めばいいんですよ。休みなんだから。

那智の滝も行ってみたかったものの、さすがに足腰が限界だったので、写真を撮るくらいで断念。下りの階段がめっちゃ急だったので…。

滝の近くにも行ける(らしい?)

ちなみに「登ったら降りなきゃいかんのか」と不安に思う方がいらっしゃるかもしれないが、那智大社から下りのバスが出ているのでそこもご安心いただければ。サンキューモデルコース。

10年以上ぶりの温泉宿

山を下りた後は温泉宿へ。
一人旅なのでそんな無茶苦茶ハイグレードな宿にはそもそも泊まれないし、趣味でもないものの、この流れでビジネスホテルってのも芸がないよなとも思い、1月中はある程度のグレードの宿に泊まろうとは決めていた。

恐らく社会人になってからはじめてくらい久しぶりに旅館に泊まったので、部屋に着いたときは「これが休みか・・・」とまたしても謎の感動を覚えていて、急須でお茶入れて旅館特有の謎スペースで飲んでるだけでなんか楽しかった。

旅館特有の謎スペース

ひとしきり謎スペースでお茶をしばいた後は温泉にも浸かりに行きました。
「海を見ながら露天風呂に入れますよ~」という感じのところで、かついちおう平日なので人も少なく、これも十分満喫できた。

自制を失うとはまさにこのこと

夕食はコース料理だけでなく、天ぷらやお刺身が無限に食べられるありがたい仕組みだったので、食べたいだけ無限に食べてました。

1人で食べる機会そう無いよね

ついでにワンドリンクサービスが付いてたらしく、せっかくならとうっかりカクテルを飲んでしまったため、この辺りからちょっと自制が怪しくなっていた気がする。
酔っぱらっているというより、まさにセルフコントロールができないという感じ。

コース料理あらかた食べてカクテル飲み終わったなぁ、という辺りでなぜか涙腺が緩んでいたことだけは明確に覚えている。別に泣き崩れたりはしなかったので、騒ぎになったりはしてないけど。
たぶんだけど、一瞬「今日は本当だったら年明け出社1日目なんだよなあ」というのが頭をよぎった覚えがあるので、それで自制が効かなくなったんだろうなあ、と今振り返ると思っている。

今だからこそ「一体なにに罪悪感や不安を感じてるんだ、わけがわからん」と言えるけれども、当時は理屈で分かっていても感情についていけてない感じだった。
その辺りを落ち着かせるためにも、有休消化でインターバルを取るのは本当に大事なんだなあ、というのがよく分かった。

……というのは今だから言える後付けなので、当時は「なんか涙が出てきたなあ」「止まったなあ」「刺身だ!」「GO!」みたいな、もはや原始的な状態だった気がする。

くつろぐだけくつろぎました

夕食食べた後は、旅館のイベントで天体観測をしにいきました。
気温7度だか8度だかなのに旅館によくある館内着にプラス1枚羽織っただけで過ごしてましたが、まぁここまで来るとテンションがおかしいのでどうにでもなる。

ぶっちゃけ「言うても星なんてそんなに見えないでしょ~」と舐めてかかってましたが、想像以上にクリアに見えて「これが天体観測か…」と思い知らされました
海には光源がほぼ無いから綺麗に星が見えるとか、そんななのかな。
これも性質上写真に撮りようがないので、ぜひ皆さん自身の目で確かめてみていただければ。

後は…温泉入り直したり、旅館によくあるアイスの自販機でハーゲンダッツを買って謎スペースで食べたりしてました。

港町感もありました

翌日も朝から温泉入って刺身を無限に食べて…という感じの立ち上がり。
総じて旅館には大変お世話になりました。
「休みってこう休めばいいんだ!」ってのを教えてもらった気がする。

部屋から日の出が見える

その後は例によって特急南紀で帰るんですが、電車が来るまでは紀伊勝浦駅周りを適当に回ってました。

商店街っぽい看板は味があっていいよね

それまで散々刺身を無限に食べたものの、昼もやっぱり魚が食べたいなあということで、マグロ丼を食べにも行ってきました。

うまい(語彙力不足)

帰りの南紀4時間はさすがに寝た。

おわりに

そんな感じで1泊2日楽しませていただきました。
那智勝浦はアクセスが難しい(というか時間がかかる)のがネックですが、「休み」をしっかり取るにはめっちゃいいとこだったので、機会があれば皆さんも是非行ってみていただければ。
私も次回有休消化するときも必ず行こうと決めてます。

本当はあと数日分も書こうと思いましたが、もう3,660字も書いたらしいので、今回はこれくらいで。
この続き書くのはいつになるかなぁ。ネタが尽きたらはじまるかも。

では!

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