最も恐ろしいのは、みんな素知らぬふりして"いい人"なことだ.
最も恐ろしいのは、みんな素知らぬふりして"いい人"なことだ.
私は精神障害をいくつか経験し、その色々と悩む中で、
誰も味方がいない、ということを経験する時があった.
その理由は明白で私が"嫌なやつ"になってしまったからだ。
"嫌なやつ"は社会から蔑まれ、嫌われる。
嫌なやつ、が最もこの世の中で嫌われる。
そういうのをあらかた経験してみて思うのは、
みんなはしらないうちにどこかで"善性"があるということだ。
"善性"がある。
ぜんせい。
みんなは気づかないうちのどこかで"いい人"の特性を持っている。
だからみんなとも仲良くやり、みんなとも共同している。
しかし"嫌なやつ"である私は友達はなかなかできず、孤立し、そしてさらに精神は狂っていく。
恐ろしいのはみんながどこかで"いい人"の素質を持っていることであり、
みんなが無意識にでも"善性"を持っていることである。
私はそんなことは無理だと思う。
"悪性"しかない、劣等感と優越感が膿を出したような人間である私には。
あれから5年、私は少なからず自助努力によって"善性"を回復した。
少なくはあるが、この手で善性を開発した。
そもそも悪性と善性と二つにあちらかこちらかと分けて考えるものではないが、
悪性が前面に出ていた、私が、
悪性を少なく抑えて、それでいて少しの善性が働くというところまでは到達した。
何度も重ねて言うが、こんな身のわたしから言わせてもらえば、
最も恐ろしいのは、
みんなが、気づかないところで"いい人"である、ということだ。
私はこの世界が怖い。
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