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スポーツも思考もコンディション。スランプという魔物はいません。
オリンピック、連日、すごい盛り上がりですね。
自分の力を発揮した選手、そうでなかった選手。勝負事は運もあり、一瞬の
せめぎ合いで決まるので、必ずしも実力者が勝てないこともありますが、それもまたスポーツの面白さのひとつだと思います。
そのオリンピックでよく耳にするのが「最高の準備をして臨みたい」という言葉。つまりコンディショニングのことですが、スポーツにおいてはとても大切な言葉だと思います。
以前、スポーツ雑誌の編集の仕事をしていた時に、編集長から教えてもらった中で、強く記憶に残っているのが「スランプは魔物ではない」ということ。プロ野球なら長いシーズン、打者が急に打てなくなることがあります。マスコミは「スランプ」ということばで片づけますが、編集長曰く、そのほとんどはケガなどコンディション不良から来るもので、決して魔物がいるわけではないということでした。
そして同時に教えてもらったのが、一流ほどコンディション管理も一流だということ。「原因不明のスランプ」という表現に、ちょっと興味がそそられていたので少しがっかりしながらも、「なるほど」と納得したことをよく覚えています。
そして今、普段の仕事でもそれをすごく意識するようになりました。というのも一流のビジネスマンほど体調管理にすごく気を使っているからです。成功したビジネスマンほど、自己管理を徹底し、常にベストパフォーマンスが発揮できるように、仕事を中心とした日々の生活のリズムをすごく大切にしています。
若い頃は、やむくもに頑張ってきて、力づくでの仕事も多かったですが、それがベストの結果を生んでいたかといえば、必ずしもそうでもないとも思います。反対に企画などを考えるときに、不思議とゾーンに入り、想像以上のアイデアが浮かぶこともあります。
今、私にとっても一番大事にしたいと思うのが、思考パフォーマンスです。不思議とゾーンに入る感じ、それをどのように再現させるか。再現性を高めれば仕事のパフォーマンスも上がる。なのでゾーンを理解したいと思い、田村広志さんの本を読んだことがあります。その中で「賢明なもう一人の自分」が現れる技法が紹介されていました。
やはり一流は自分のゾーンに入る方法をしっかりと整理しているようです。ただ田村さんの方法を試したが、ちょっとは効果があったようななかったような・・・・。やはり自分なりの方法を見つけること。これも一流の証かもしれませんね。
とにかくスポ―ツもビジネスもコンディション。一流になるために、これからさらに強く意識していきたいと思います。