[1型糖尿病]我流!低血糖時の対処法
ご覧いただき誠にありがとうございます。
単発の記事であるため前後の話が分からなくても、お楽しみいただけるものとなっています。
これまで大枠1の「発病から入院」は時系列に沿って、執筆して参りました。(もし興味がある場合はこちらからhttps://note.com/modern_ixia588/n/nfbc80b9d24cc)
大枠2の「学校生活での苦悩」はまず最初に経験したことでタメになった題目(今回および前回の記事https://note.com/modern_ixia588/n/n2cb2242c614b)を挙げて、その内容について記載し、その後別の記事にて時系列に沿って執筆していこうと思います。
※私の場合はこうなので、皆様にこうしたほうがいいですと決して推奨するものではありません。
基本的に治療法が確立しているものや、医者に指示されているのであれば、そちらを実践するようにお願いします。
以下、本編開始となります
◎低血糖症状とは(かなり簡略化)
脳のエネルギー源は糖分がほとんどであり、糖分が充分に足りていないことを感知すると、すぐに血糖値を上げるように指令をおくる。
その時の血糖値によって、発現する症状や度合いは異なるが、放置してしまうと昏睡状態まで陥る可能性あるため迅速な対応が必要となる。
経験者なら低血糖症状なんて未来永劫発現してほしくない症状だと思います。
低血糖症状がでたら、ブドウ糖もしくはブドウ糖を含む飲料水を補給し、それでも改善されないなら15分後にもう一度同じ量を摂取することと、よく聞いたことあるのではないでしょうか。
それで済む場合もあれば、それで済まない場合ももちろんあります。
低血糖で冷静さを失った結果、糖分とりすぎて逆に高血糖になり、口乾や喉の乾きなどにつながってしまったこともあるのではないでしょうか。
その時時のシチュエーション(職場、自宅)で私の場合どういう対応をして、今後の糧となったかを記載させていただければと思います。
※すべて私の場合の対応の仕方です。低血糖を感じたらすぐにブドウ糖摂取することを強く推奨します。
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~前提として~
・低血糖値時に今どのくらいの血糖値であるか感覚でわかるようになっている。(どのくらいの糖分をとれば回復する、長引きそうetc)
・低血糖後に糖分の摂取過多で高血糖ならないようにするために、糖分は必要最低限の摂取量に留めておく。
※先に断っておきます。
スターシスやベイスンなど多糖類を単糖に分解しないようにする薬を飲んでいる方は、選択肢はひとつだけ、ブドウ糖のみです。
◎職場での低血糖時の対応
・血糖値60台前半で留まっているとき
体感的にすぐに回復するとわかる場合は、糖新生されるのを待つため放置です。
仕事柄接客している時間が多く、フロアの構造は従業員やお客さまに仕事振りを見られるようになっているため、口をモゴモゴさせている訳にもいかない。
血糖値を気にしてても仕方がないので、普段通り仕事して回復するのを待ちます。
ちょっと長引きそうだとわかる場合は、血糖が50台まで下がりそうなのか見極めをします。
下がりそうなら、個包装のチョコレート菓子を摂取する。(夏場は飴玉に変更し舌下にいれます)
60台を推移している時間が少し長いなら、振戦や空腹感、動悸の程度により放置もしくは上記のものを摂取するかを決める。
・血糖値50付近もくしはそれ以下
60台で落ち着かず、すぐにこの数値まで下がったとします。
どんな人でも確実に低血糖の自覚症状が出ていると思います。
私の場合は間違いなく動悸がひどくなり、平然を装うのは難しくなっているはずです。
ここまできたら問答無用にブドウ糖の舌下投与です。
タブレットであろうが粉末であろうが、個包装分を口に含んでいるのが難しくなるまで舌下にいれます。
数分で動悸はほとんど鎮まり、これで仕事に支障をきたさないくらいまでには回復します。
それでも回復しないのはまれですが、その時は念のためにチョコレート菓子か飴玉をひとつ摂取する。
職場での低血糖時の対応はこんな感じです。
自分の病気のことをあまり公表したくない方でも、緊急時に円滑に対応できるようにするために、誰か一人同じ部門の人には伝えておくことを勧めます。
◎家で同様なパターンの低血糖になった場合
60台の時は基本放置なのは変わりありません。
それ以下の血糖値になった時に摂取するものは米です。
私的に低血糖時は、糖質を口の中に入れている感覚と噛み続けている感覚がとても大事で、米なら噛む回数が多くても口からは無くならない。(微妙なニュアンスですが、摂取している感覚ではなく、口の中にある感覚です。)
共感されにくいかと思いますが、咀嚼していることでの安心感が他のものとは段違いなのです。
飴玉やチョコレートでは、口の中で溶けてしまうし、噛むことで糖質を摂取している感覚が味わえない。口の中が甘くなり、歯にこびりつく感覚も好きになれない。
清涼飲料水やサイダーやヤクルトなどの液体類も摂取したことはあるが、期待した速効性や血糖上昇量ではなかったため、現在は固形物の摂取しか行っていない。
ただヤクルトは炭水化物量が1本10gなので、計算しやすいメリットがあります。
寝ているときにかなりひどい低血糖になり、目が覚めるときがある。
結構深刻なのでジュースや包装菓子なら、間髪いれずに口の中にいれて、気がついたら丸々摂取してしまっていることなどあった。
米を摂取するようになってからは、とりあえず噛むことに集中して、摂取量を抑えようともしているので、低血糖後の血糖上昇幅も限定的で高血糖になることはかなり少ない。
結局のところ家では本当に本当に危ないとき、職場では少しばかり危ないとき以外はブドウ糖を摂取することはないです。
糖尿病の治療では低血糖症状とうまく付き合っていかなければなりません。
自分にあっている食べ物を1つでも見つけることができたならば、それをベースにして血糖回復に努めることが可能になります。
推奨される食べ物飲み物はたくさんありますが、やみくもに家にあるものを手に取るのではなく、ご自身に適したものを見つけることを勧めます。
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