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冬の日課(エッセイ)

乾燥の日が続く冬。

それでも、毎年の日課というべき冬の朝のルーティンはあるわけで。

寒いな〜何て思い、時には口に出しながら布団から出た私は、まずトイレへ行ってから髪の毛を軽く梳かし、陽が上がり明るくなったらカーテンを開ける。

カーテンを開けると、窓には沢山の水滴

「はぁ〜、今日も多いいねー」

大量の結露を前に、私はいつも同じ言葉。

12月、1月よりも、2月の方が結露が本気を出している気がしているのだが、それはきっと、ここ最近の大寒波の影響があるからに違いない。

私は100均の結露取り器と取った水を入れる容器を持って、窓の前へ。

シュ〜、シュ〜と窓に結露取り器を滑らせ、どんどん結露を取っていく。

これが中々の爽快感。

スルスル取れるから、とっても楽しい。

そして、結露が無くなって綺麗になる窓を見るのも楽しい。

窓の上半分、下半分

そうして繰り返していけば、あっという間に結露取り器の水はいっぱいになり、持ってきた器も中々の水の量になる。

この結露の水分を見る度に、これをろ過したら、ひと冬でどのくらいの飲み水が貯まるのだろうか……?なんて考える。

これが、毎年の冬の日課。

寒くても、寒かったら寒い分、結露は窓に沢山あるので取りがいもあるし、取りやすい。

結露が少ないと、逆に窓に引っかかって、とっても取りづらい。

冬の寒さは、まだもう少し続く。

私の日課も、まだもう少し続いていく。

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