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にゃんとなくなんだけどね 806文字#青ブラ文学部
私。ねこ。
普段は公園に住んでいて、人間界で言う所の『地域猫』な私。
ボランティアさんから毎日決まった時間にご飯を貰ったり、私が目を気にしていたり、具合が悪そうだったらボランティアさんが病院に連れてってくれて、元気になるまでお世話をしてくれるの!
私は、そんな優しいボランティアさんが大好き。優しくお世話してくれるし、ナデナデしてくれるし、適度に放っておいてくれるから、とても心地が良いの。
けど、ボランティアさんもずっと一緒に居てくれる訳じゃない。
私と他の皆のお世話が終わったら、『またね』って行って、帰ってしまうの。
でも、私、寂しくはない。
だって、また会えるんだもの。
それに、私が生活している場所は公園だから、色々な人が通りかかる事は当たり前。
それでね、私。
たまにお散歩に来ている人に歩み寄ったりする事もあるんだよ。
まあ、何かご飯くれないかな〜なんていう気持ちも、もちろんあるけれど!
私が今日、歩み寄っていったのは、髪の長い女の人。
この人は、きっと猫という生き物が好きなんじゃないかなって思って近付いて行ったら、ご飯は貰えなかったけれど、優しく撫でてくれたの。
私、とっても気持ち良かった。
直ぐにゴロ〜んってしてしまって、私はウットリ。撫でてほしくない所は、私が少し顔を上げれば止めてくれる優しい人。
この時は、公園を整備する車が通ってきて、ナデナデタイムは直ぐに終わってしまったけれど、その人は「バイバイ」
「元気でね」と、静かに私に言って、また歩き始めていった。
優しい人だった。
私の直感、当たり!
私は、だれかれ構わず歩み寄ったりはしないの。気分や調子。そして、私が直感で感じる「この人なら大丈夫」って思わない限り、私は歩み寄ったりしない。
これは、自分を自分で守る事にも繋がるしね。
ま、だけど、この私の直感って、にゃんとなくそう思う。っていうだけなんだけどね。
〜おわり〜
こちらの企画に参加させて頂きました。
山根あきらさん。
にゃんとなく、なので、やっぱり猫さんしかうかびませんでした。
ありがとうございました(^^)