見出し画像

高校時代、制服の着こなし(エッセイ)

私が高校生だった頃、一部の男子生徒の間で流行っていた制服の着こなしがある。それは、「腰パン」今でもやっている高校生はいるのだろうか?いや、居ない気がする。最近見たこともない。みんなちゃんと履いてる気がする。

けれど、私が高校生の頃、この腰パンが流行っていた。腰パンに対して、この当時の私が思っていたことは、はっきり、正直に言えば、すっごくみっともない!!と思っていた。足は短足に見えるし、ズボンの裾はずってるし、腰パンだから下着が見えるし、ダボダボに見えるし……、何が良くてそんな格好をしているのだろうと結構本気で思っていた。
それに、私と同じクラスの女の子達にもあまり評判は良くなかった。
「みっともない」
「ダサい」
「カッコ悪い」
のオンパーレド。

若干、いや、大分悪口になってしまっているが、私は腰パンを見るのが本当に嫌だった。そして、何で一部の男子は腰パンをしているのだろうと疑問だった。ちゃんと履けばかっこいいのに。そんなふうに思っていた。

今思えば。100歩譲って、一年生の頃と比べて身長が伸びた。だから、足元の裾がツンツルテンになって、それが嫌だから腰パンをしていた。…………位には考えが及ぶようになったが、やっぱり今でも、何故一部の男子が腰パンをしていたのかは謎のまま。
まるで答えの出ない、なぞなぞの様だ。

本人達に聞けば良かったのだろうが、その腰パンをしていた弾子だは少し怖く、話すことすらしたことなかったので答えは聞けなかった。
今では青春のちょっとした思い出、として割り切れるものの、今でも腰パンをしている人を見ると、なんで?と思う私。

自分も腰パンをしていた経験がある。
そんな方はいらっしゃいますか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?