あの頃はあの頃で悩んでだけど今に比べたら無敵だった気がする(エッセイ)
益田ミリさん著
「スナックキズツキ」の中にあったセリフ。
”17歳に戻りたいとは思わないけど無敵だったあの頃がなつかしい“
この台詞を見たときあー、そうだったなとしみじみ思ってしまった。あの頃はあの頃で悩んでいたり、嫌なことがあったり、悲しかったこともあった。
けれど、将来には割と希望を持って生きていたと思う。
でも、今はどうだろう。大人になったら
子供の頃は何も考えずに歩めていた日々が懐かしい。今は何をするにも腰が重く
バイタリティー溢れる大人にはなれなかった。
小さい頃の自分にもし会えたら、取り敢えずこんな、大人になってごめんね。と、謝ると思う。
無敵だったのは難しさや怖さをイマイチ知らなかったから。守り、守られていたから。だからあのときの私は無敵だったんだなとそう、思う。
今はどちらかといえば大人になれてるとはいえない。年輪ばっかり増えていく。
怖さに負けてしまうこともある。
そんな情けなさをいつも背負ってる。
出来るなら、一度会いたい。
無敵だった頃の私に。
絶対無理だけど、それでも、会いたい。
そう、思う。