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これは、変化なの?(エッセイ)
何度も何度もしつこいくらいになっているが、コロナにかかった日から今日まで、私は珈琲を一回しか飲んでいない。
コロナにかかる前は、毎日必ず一杯は飲んでいた珈琲を、今はパッタリと飲まなくなったし、飲みたいな〜と思わなくなってしまったのだ。
……何故?
たまたま?
コロナの具合がだいぶ良くなってきた時に、珈琲を飲んでみよう。飲みたいと思い飲んでみた。
けれど、この頃は今より味覚嗅覚が鈍感で、珈琲を飲んでも少しの珈琲の味しか感じる事が出来なかった。
けれど、一番あれ?と思ったのは、珈琲が美味しい。と思えていない自分だった。
きっと、鼻がまだ治っていないせい。
味を感じにくいせい。
今は、まだ飲みたいって思える時じゃないだけ。
そう思って、また暫くしてから代わりに飲みたくなったミルクティーを近くの自販機で購入して飲んでみたりもした。
飲みたくて飲んだミルクティー。
けれど、ミルクティーも匂いを感じるだけで、味はどこかボヤケている。
細かい味が、いまいち感じられない。
もう〜〜〜〜〜〜っ!!!と、心の中で荒ぶる。
味はわかる。
わかるけど、コロナにかかる前の全盛期とはやっぱり違う。
違う?
それとも、自分が勝手にそう思ってるだけなの?
今の状態を、体に聞いてみたいくらい。
答えなんて、帰ってこないけれど(笑)
感じる味と、感じづらい味。
こんな状態は、あともう少しかもしれないし、もしかしら、しばらく時間がかかるのかもしれない。
そんな事は、体のみぞ知る。で、自分ではなんにも分からない。
こんな状態の自分の手元には、雑誌の懸賞で当選した、今月までの珈琲屋さんの『商品引き換え券』がある。
これを、使ってみようか。
本当はもっと早くに行きたかったけれど、コロナのお陰でクルッと延長。
お店で購入した珈琲を飲んで、私はどんな風に思うのだろう?
少しでも、美味しいって思ってくれたら、嬉しいのだけれど。