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食パンでジャンキーに(エッセイ)
「ん、ま〜〜〜いっ!!!」
ジャンキーシリーズ再び!
リターンズ!!
小腹が空いた。けれど、食べられるお菓子はなく、あるのは冷凍の食パン。
食パンを見ると思う、あの誘惑。
美味しく魅惑な誘惑。
好きな給食ランキングで、必ず上位に食い込んでくるあの食べ物。
そう……。揚げパンっ!!!!
それを食パンでラスクみたいにして食べたいという私の欲求が頭に満たされていく。
でも………パンと一緒に油も一緒に食べているような食べ物を食べるのも…………
でも食べたいっ!!!!
と、言う訳で、私は冷凍の食パンを電子レンジで解凍し、包丁を使って8等分に。
小さめのフライパンに少しの油を入れ、少し熱してから食パンを投入する。
ジュワ〜という食パンが揚がっている音が台所に響く。箸で突いたりせず、じっと触らずに焦げ目が付くのを待つ。
3、4分たったら上下をひっくり返し、また3、4分放置。
いい具合に焦げ目というなの黄金色になったら油から上げて余分な油をキッチンペーパーに吸わせる。
私は吸わせている間に袋を用意し、そこへ揚がったばかりの食パンを入れ、砂糖を入れ、袋に少し空気を入れたらフリフリ!
フリフリし終わった食パンをお皿へザザッと流せば『揚げパン』『ラスク』という名前がに変わったジャンキーな食べ物が誕生。
「〜〜〜〜っ!美味しそう!!!」
絶対いけない食べ方。
分かっていて、私は食べる。
たまにしか食べないんだから、という怠け者な言い訳を、隣に座らせて。
揚げたての食パンを一口食べる。
「………うまっ………」
次から次へと、美味しいさを噛み締めながら手を伸ばして食べていく。
いけないジャンキーな食べ物。
それでも、たまに食べたくなってしまう、そんなおやつ。
甘くて、温かくて、でも、何処か懐かしい味。
出来れば、これからも、たまーーに、食べていきたい。
そんな……誘惑。