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福祉系保育士の記録No.3
今回は支援が必要なお子さんの学習面について書こうと思います。
各施設によりますが、学習支援は宿題を終わらせれば遊んでいいという所が多いかと思います。
私も施設の支援内容まで詳しくは分からないため、本当に施設によります。
私の職場は学習にちょっとだけ特化している為、早めに宿題が終わったり、宿題がないお子さんがいたりしたら、施設の学習プリントをするというルールがあります。
学習時間は平日は長くても15分~30分、祝日、長期休みは30分~1時間ぐらいを目処に行っています。
集中力が続かないお子さんやどうしても難しい時はもう少し短めに終わらせます。そこは臨機応変です。
飽くまで私の職場の話なので、全部そうとは限りません。
もっと学習に特化している所もあると思います。
支援が必要なお子さんは生活面でだけでなく、学習面でも悩んだり、辛い思いをしたりしていることが多いので、通常学級のお子さん以上にストレスを感じています。
周りの環境1つで学習が上手くいかないこともよくあり、トラブルになることもあります。
なので、学習支援1つ取ってもなかなか思うように進められません。
宿題1つ終わらせるだけでも難しいのに、更に上のレベルを求めるのは更に難しいことだと思います。
学習支援に対する考えは、指導員それぞれで、力を入れる人、宿題さえ終わればいい人、プリントは1枚やって欲しい人、本当にそれぞれです。
指導員それぞれの支援方法があるので、良い悪いとかはないです。十人十色なので。
こんなこと書くのはあまりよろしくないのですが、学習に力を入れすぎる指導員も存在するのも事実です。
力を入れすぎるあまり、子ども達がパニックになったり、イライラしたり、学習に力を入れすぎている指導員にビクビクしたりする姿を見ると、なんか違う気がすると思ってしまうのです。
ただでさえストレス過多な学校生活をし、デイでも学習して欲しいっていうのはちょっと求めすぎるのかなと個人的に考えてしまうし、宿題をきちっと行うだけでも素晴らしいことだし、それを当たり前のように習慣化させて出来るようになることだって、なかなか難しいことです。
学習を頑張ってほしい気持ちはとてもわかります。
苦手が少ない方が今後の人生、生きやすくなるし、困難を乗り越える力がつくので、努力をして欲しいという気持ちも痛いほど理解できます。
ですが力を入れすぎてしまい、子ども達が学習に対してもっと苦手意識を持ってしまうのは本末転倒です。
かと言って全部やらなくていいというのは、支援として成り立たないですよね。
私の場合はですが、宿題が難しかったらプリントはやめる、早く終わってまだやる気と余裕があればもう1枚やろうよと声を掛けています。
子どもの様子を見て、宿題が早めに終わってもプリントが無理そうならさっさと切り上げます。
やる気がないのにどんなにやったところで全然身に入りません。
だったらやる気がある時にやってもらう方が効率がいいです。
やり終えたら、しっかり褒め、「この問題、前は難しかったけど、できてるね!さすが!」と子どもに「私はしっかり見ているよ」と伝えるようにしています。
この支援が良いかは子ども次第なので、なんとも言えませんが、声をかけると嬉しそうなので、続けています。
先程も伝えましたが、支援方法は人それぞれなので、私のやり方に物申したい人もいると思います。
ですが、優先すべきは指導員の気持ちより子ども達のメンタルです。
学習面も大事だと思いますが、心身ともに元気でいられることも大切です。
まずは子ども達の様子を見て、少しずつ進めていくことが1番いいと思っています。
学習は将来、困らずに生きていくための術と私は考えています。
だからこそ、力を入れすぎて学習を嫌いになってはいけないと思うのです。
子ども達一人一人に合わせて、出来ることを行っていきたいです。