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社会人2年目、アメリカ旅行記② 激安なレンタカーについて
5月1日の昼過ぎに、アメリカのロサンゼルス空港へ到着した。乗った飛行機はzipairで、往復で12万円とかなり安かった。
これまでの海外渡航では、アジアに行く以外はドーハを経由していたのだけど、太平洋を渡ってすぐにアメリカ大陸に到着するのは遠いところに来たはずなのに、新鮮だった。
ロサンゼルス空港では日本からの飛行機以外にもいくつかの飛行機が到着していて、入国ゲートはかなりごった返していた。
人の流れに沿って、入国手続き完了する前で大体1時間程度はかかっただろう。
入国の手続きをするまでの間に、レンタカー会社からwhat'supでチャットがきていた。メッセージの内容はこんなのだった。
「レンタカーだけど、今日の受付は終了したからお前たちで会社の前に停めてある車を持っていけ。あと、送ってくれたクレジットカード情報ではデポジット金が払えないから現金400ドルをポストに投函しておいてくれ」
つまりまず、初のアメリカで無人でレンタカーを借りなければならないのだ。しかも徒歩では行きつかない場所である。
今回の旅行では随所で出費を抑える努力をした。その中で特に力を入れたのがレンタカーだった。アメリカでは、レンタカーを借りる際に24歳未満だと、追加で料金がかかることが多い。どのくらいかというとばらばらだけど、平均して日ごとに20ドルはかかっていたと思う。
比較サイトで調べても、ほぼ全ての大手チェーンは4人乗りでも、総額10万円ほど。
飛行機がたった12万円なのに、車を10日間借りるのが同じ金額なのは悔しい。絶対安い会社を探すべきだ。若者の追加料金がかからず、荷物に余裕があるくらいの大きい車で、そんなレンタカー会社はないものか。
ありとあらゆる手段を使って会社にたどり着いた。その名も、「super cheap car rental」である。これはやばい。
まさに求めていたような会社なのだが、ここまで英語で露骨だと怪しくなるレベルだ。ただ実はネットではなく地球の歩き方で発見した会社で、さらには日系人が経営している。
日本人が関わっているだけで大変な信頼感だ。
金額は10日間でトータル6万円。他社と比較しても圧倒的に安い。物価高のアメリカ旅行での救世主だった。
早速日本で申し込んだのだが、飛行機の到着時間には営業所が閉まっているとのことで、単純な予約ができず。Whats Upにてやり取りが始まった。
もちろん英語でのやり取りなのだけど、YesとNoの文化ってきっぱりしていて怖いと思う。例えばカーナビがある?って質問にもNoの一点張りだった。
(旅行中に気が付いたのだけどアメリカの車にはどれもカーナビは付属されていなかった)
ただ何より危なかった、というより自分の常識を疑ってしまったことがある。チャットでクレジットカードの情報を送ってしまったのだ。
今思い返しても本当にあり得ない。
発端は日本にいるときにデポジットで必要があると言われたことだった。
何も考えていなかった僕は、無邪気にアメリカに格安の車で乗り回せることばかり考えていた。そもそもカードを送ってしまうことが不正利用につながるなどと考えずに表裏の写真を送ってしまったのだ。
24歳になってもネットのリテラシーが身につかない。
結局、このやばさに気が付いたのは、例のチャットにてクレジットの話が挙がったときだ。それ同時にクレジットカード会社からもメールが来ていたから。
「海外にて多額の支払いがありました。つきましては不正利用の可能性があるため、いったん差し止めをします」
とのことで、限度額が一番多く、メインとして使っていた楽天カードを止めされた。
中華にも「なぜ気づかなかったのかあ。というか支払いどうする」と言われる始末。当たり前である。
入国する直前に大きなトラブルを起こす。旅の始まりにふさわしいと言えばふさわしいかもしれない。