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ぼくらが葉っぱに惹かれる理由 「植物は繰り返さないが韻を踏む」
こんにちは。ノンシャランです。
先日の自己紹介にはたくさんの「スキ」をありがとうございます。
”noteでは植物以外のことを”とは言ったものの、やはり普段と全く違うことは書きにくいので、当面はやっぱり葉っぱ関連で。
でもブログとは少し違った切り口で書いてみようと思います。
初回の今日は「わたしが植物を好きな理由」です。
「好きになるのに理由はいらない」なんて青臭い言葉には確かに一理あり、今さら言語化するのもなんだか無粋な気もしますが、、ちょっと書いてみますね。
葉っぱ好きならきっと、ウンウンと頷いてもらえる内容になってるんじゃないかな?と思います。
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妻の好きなイエモンは”散らない花はないけれども、花は咲き続けるだろう”と歌いました
植物は繰り返さないが韻を踏む。それが心地良い
History doesn't repeat itself, but it often rhymes.
(歴史は繰り返さないが韻を踏む)
アメリカの作家で「トム・ソーヤの冒険」「ハックルベリー・フィンの冒険」の著者であるマーク・トウェインの言葉とされています。
「物事はちょっとずつ形を変えて度々やってくる」くらいの意味でしょうが、これはなにも人の営みに限った話ではありません。
自然もまたしかり。
日はまた登り繰り返す。四季は巡り、月も満ち欠ける。
それらは日々刻々と変化して、毎日同じではありません。
そしてそれは、自然の一員たる植物も同じ。
来年の桜が例年通りかは分からない。
来年の柿はいつものより少し渋いかもしれない。
それでも、来年もきっと桜は咲くし柿も実る。再来年も、その次の年も。
まずもって、この安心感。
植物の持つ規則正しさ、予測可能な安定感はヒトや動物からは得難いものだと思います。
その上で「今年は少し酸っぱい」とか「こっちのはあっちのより大きい」とか、ちょっとしたギャップ。同じものは二つとない不思議。
葉っぱの踏む韻が、わたしにはとても心地良いです。
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青く硬い葉が描く緩やかなカーブ、整然と並ぶサボテンの棘、数学的な美を感じずにはいれない
一方で、そのゴロンと丸い輪郭にはついついニヤけてしまうようなひょうげた一面も
ノー人間味、その造形美
植物はそのミテクレでも韻を踏みます。
ときに几帳面なほど整然と、ときには緩くユーモラスに。
幾何学的でいながら程よく力が抜けた葉っぱ達の造形美、到底ヒトに真似できるものではないと思わせます。
まるで、ヒトがサルだった太古の昔からずっと変わらずそこに在ったかのような葉っぱ達の完成された様がわたしは好きです。
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定期的に霧吹きしてやらないと枯れてしまう
褒められもせず、苦にもされず、そういうものに私はなりたい
相手が動物であれば、多少なりとも意思の疎通が図れるものです。
ヒトやイヌ、ネコは言うに及ばず、トリやサカナですら自他を認識し論理的に思考することが近年の研究でわかっています。
緻密な観察と想像力を駆使すれば、ヒトは動物達の行動からその感情を読み解いたり、要求を理解したりすることがある程度可能です。
その一方で、植物とヒトとは完全なディスコミュニケーション状態。
こちらがいかに甲斐甲斐しく世話をしようとも、逆に非道のかぎりを尽くそうとも、葉っぱはこちらに心を開きも閉ざしもしません。
いくら観察しても、葉っぱの考えていることは分かりません。
(そもそも”心”も”考え”も、おそらく持ち合わせていないのでしょう)
例えば、鉢植えの花は持ち主が水をやらなければいつか枯れて死んでしまうわけですが、だからといって花が水やりを要求したりはしません。
持ち主に対して、媚びたり、腹を立てたり、恨んだり、、なんてことはない。
ただ淡々と、粛々と枯れていく。その潔さ!
そんな超然とした葉っぱ達だからこそ、わたしは今日も世話を焼きたくなるのかもしれません。
すぐそこにあるのに完全にこちらの道理の外にいる、不思議な存在ですね。
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成長は遅い
少しずつ、でも確実に
いくら仔細に眺めても、わたしには葉っぱの考えは理解できませんが、日々の変化を発見することはできます。
この変化こそ、わたしの大好物。
これを見逃したくなくて観察ブログを始めたようなものです。
昨日と今日、今日と明日を比べても変化はほとんどないのに、1週間後、1ヶ月間後、1年間後と比べると大きく成長している。
この喜びは、子育てや資産運用とも通じるものがありますね。
しかも、そんな喜びが毎日のように味わえるのだから、これはやめられません。
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というわけで、「わたしが植物を好きな理由」でした。
ウンウン頷いていただけましたか?
本当はもっと色々ある気がするんですが、、言葉にするって難しいもんですね。
みなさんの好きなものやその理由、あったらぜひコメント欄やSNSで教えてください。
次回はまた来週金曜日に更新予定です。
ではでは。
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