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常連になろう 行きつけのお店を作ろう
初めまして
もう少々和尚と申します。
この夏にやりたいこと、それは「常連になろう」ということです。
みなさんは「行きつけのお店」はありますでしょうか?
それが全国チェーンだろうと、個人経営のお店だろうと関係なく
「よく行くお店です」
私は今年32歳となりますが、今まで飲食店などで「行きつけ」を作ったことがありません。
特に深い理由はないのですが、一つ挙げるとすれば「他はどうなんだろうな」という考えがあったからです。
ここのカレーは美味しいが、あっちのカレーはどうなんだろう。
ただそれだけです。
私は何か一つを見つけると、「他にもあるんじゃないか」と思ってしまいます。
最低な話、好きな人ができた時もそうです。
こんなに可愛いくて趣味があってなんだか波長が合う。
と心では思っていても「いや、他にもっと可愛い子いるだろう」と考えてしまいます。
そんな生き方をしてきた私ですがつい最近あるクラブに行った際
何を血迷ったか近くにいる人そこら中にテキーラを配って歩くという奇行に出ました。
というのも、当日私は友人の結婚式に出席していたのですが素直になれない意固地な性格なため久しぶりに会う友達と非常に気まずいと考えていた為あろうことか車で出席し「ノンアルコール」をキメるという暴挙でした。
ただ心の中ではこんなことを思っていました。
この結婚式が終われば都内のクラブに行って一人で思いっきり酔い潰れてやろう。
ようはただ不貞腐れていただけなのですが、ここで結婚式の幸せパワーを存分に浴びてしまい考えが変わるのです
「めっちゃハッピーじゃねえかよ・・・もっと、みんなといたい・・・!!」
しかし車で帰らなければ行けないため泣きながら帰路につきました。
そして自宅に戻り車を置けば、そのまま電車に乗り込みクラブへ
そして寂しさが極限状態だったのか近くにいた人、バーカウンターで順番待ちをしていた人に片っ端からテキーラを奢り、乾杯をし、写真を撮り寂しさを誤魔化していたのです。
そんな奇行が目に余ったのかなんとバーカンのスタッフからおにぎりをもらい半べそで喰らいつくのでした。
そんなことをしているとある日同級生から「そのクラブよく行くよ」と声をかけてもらい、なんならその同級生とクラブのスタッフの方が仲が良いらしく同級生を通じて改めて紹介していただき仲良くなりました。
そこで思ったのです。
「なんか常連ぽいぞ・・・!!」
今まで私はお店の人に覚えられるということがなんとなく「恥ずかしい」と思っていました。
ちょっとの買い物しかしないけど挨拶とか服装とか見られるの嫌かもなぁなんて考えていたのですが完全に私の思い込みでした。
年もとり、友人付き合いも減ったきた今、「私を覚えてくれている方がお店にいる」という安心感が大変心地よかったのです。
今まではいろんなお店に行くことを考え、この前はあっちに行ったから今日はこっちにしよう。などという考えでしたが
「今日時間あるし〜さんのお店行こう!」という考えに変わりました。
やはり人一人では生きていけないのだなとつくづく思いました。
自分の性格から友人付き合いが悪くプライドも高いので「自分から遊びに誘う」ということを滅多にしないのですが、「自分からお店に行って覚えてもらう」という行為が大変心地よかったのです。
全く知らない訳じゃないけど、なんか仲良くできるほどでもないんだよなぁ・・・という微妙な距離感に憂いていた時期もあったのですが、そこを乗り越えた先に居心地の良さがあることに気づけました。
おそらくこういうコミュケーションは学生時代に学ぶべきものだと思うのですが、今知れて気づけただけでもよかったと心から思います。
さて、それでは今日も「行きつけのお店」に行くとします。