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孔子の「五十にして天命を知る」を信じて来た私が、50歳にして日本語教師になる夢を叶えました。日々、日本語教師として奮闘中です!

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北京滞在記⑤〜黒龍江省の少女〜

縁が縁を呼ぶというのは本当だ。そして、行動すれば道が開くというのもまた然りだ。 以前のエッセイで書いたように、私は北京に行って間もない頃、色んな中国語教室を見学に行っていた。韓国人の親友・メイシャンと出会った中国語教室に見学に行った事がきっかで、私はある黒龍江省出身の少女と知り合う事になる。 その黒龍江省の少女・劉さんは、地元の黒龍江省の中学を卒業後、北京に出て来て、私が見学に行った中国語教室が入るビルで働いていた。そして、私が見学に行った数日後、教室スタッフから一本の電

    • 北京滞在記④〜在北京的韓国朋友〜

      北京での私の一番の親友は韓国人の女性だった。彼女は、心が通じ合うのに国籍は関係ないと教えてくれた最初の存在だ。 彼女との出会いは、北京に行って間もない頃、色々な語学スクールを見学に行っていた時の事だ。彼女(中国語の発音でメイシャン)は、ある日訪れた語学スクールに韓国人の奥様方と一緒に通う駐在員妻の一人だった。  先輩の奥様方と一緒に通っているためか、初めて会った時のメイシャンはとてもかしこまっていた(今から思えば猫をかぶっていた)。場所は北京ではあったけれども、メイシャン

      • 北京滞在記③〜愛車に乗って〜

        北京での生活の中で、異文化や食習慣、生活習慣の違いや中国の人とのやり取りを楽しんで過ごしていた。そして、北京に来て程なくして「中国といえば自転車」ということで、私は夫と共に自転車を買いに出掛け、天安門広場から南に続く前門大街の自転車屋さんで、GIANTというそれなりに良いメーカーの自転車を購入した。 私の北京での愛車である。 日本では、田舎暮らしだったので、車がなければ生活出来ないような所だった為、ちょっとそこまでの買い物も車で行っていた。だから自転車に乗るなんて高校の通

        • 北京滞在記②〜情熱的な親切〜

          北京の空気はいつも埃っぽくて、空はいつも靄がかかったように白く霞んでいた。そんな北京の空が、2022年冬のオリンピックの時はとても澄んでいた。テレビに映し出された北京の空は鮮やかで、真っ青だった。  それもそのはず、北京ではオリンピック前には徹底的に規制がかけられ、自動車はもちろん、工場の創業や、春節の爆竹まで禁止にしていたようだ。そして、私が目にしたニュースでは、一般家庭の昔ながらの釜戸から石炭の煙が出るとして、強制的に釜戸の穴にセメントが流し込まれた…との事で、ニュース

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          北京滞在記①〜お玉と一緒に買ったもの〜

          新婚当時(四半世紀前になるが…)、夫の仕事の関係で北京で暮らしていた。住まいはアジア選手権大会の選手村だったマンションだった。家具や家電は備え付けだったため、北京生活への備えとしては中国語を駅前留学で一年ほど勉強したのみで、生活必需品はほとんど日本から持って行かずに現地調達していた。まだまだ北京での生活に不慣れな中、日本との物価の差もまだピンと来ていない状態で…私は日用品の買い出しに出掛けた。 北京での交通手段はもっぱらタクシーだった。初乗はいくらだったか…?でも、日本でタ

          北京滞在記①〜お玉と一緒に買ったもの〜