デザインコンクリートとは何ぞや?解説
本日は私の活動を語るに欠かせない
デザインコンクリートについて少しづつお話していきます。
まずデザインコンクリートとは
”コンクリートをデザインする材料と技術の総称”
と定義しております。
わかります。
まだ多くの皆様の頭の中には???となっていることだと思います。
一般的には(と言いながらも中々知っている人はいないと思います)
某有名テーマパークをはじめとしたアミューズメント施設の内外装で
中世のヨーロッパの街並みを再現する為に使われている
石やレンガのあれこれです。
※本当は公式のHPの画像など貼りたいですが、権利的に成敗されそうなので画像は貼りません。
まだ難しいですよね。
実はああいった施設に壁や床の石やレンガ、そして木まで
本物の素材ではなくモルタル(コンクリート)で表現されています。
もっと身近なものでお話すると
ショッピングモールの外の通路や高速のSAの床面など
石畳や敷いた石、乱張りの石、また枕木のようなデザインをしています。
これは実は本物の石や木を使っているわけではなく
すべてモルタルやコンクリートで表現されています。
ほんの一例ですが皆さんの身近にも
しっかりとデザインコンクリートが根付いています。
これらを踏まえてもう少し細かくデザインコンクリートについて
解説していきます
一つだけではない!?デザインコンクリートの種類とは?
前項でショッピングモールの例をあげましたが、
実はデザインコンクリートのも種類があります。
ひとつひとつ解説していきますね。
①モルタル造形(デザインコンクリート)
世間一般で『デザインコンクリート』と認知されている工法
壁にモルタル(コンクリート)を塗り付け
乾く前に形を整え、削る事で
レンガや石、岩、そして木などを表現していきます。
作ったものに『エイジング塗装』を施し経年変化を表現していくことから
モルタル造形+エイジング塗装はセットで考える事が多いです
②オーバーレイ(スタンプコンクリート)
床面に用いられる材料
前項のショッピングモールの床はこちらで表現されています。
薄い物で1cmから施工可能
モルタル(コンクリート)を塗り付けて、表面が乾く前に
『スタンプ』を使って模様を転写していく材料と工法です。
※このスタンプは本当の岩や木から型を取っているので、
本物さながら(というかもはや本物)の表情を出すことができます。
③MPC
壁、床、家具や什器など様々なところに用いられる材料
薄塗りが特徴で2㎜以内で仕上げられる事が多いです。
その薄さはクレジットカード1枚分に例えられます。
『マイクロセメント』とも分類される材料で
薄塗りでモルタルやコンクリートをはじめとした無機質な質感から
左官材料の手触りや表情を演出できる材料です。
次は
情報量が多くなってきたので
今回はデザインコンクリートの種類の説明までにしておきます。
次回からそれぞれを掘り下げて紹介をしたり、
何ができるのか?どんな空間を作れるのか?
そんなわくわくする内容を綴っていければと思います。
少しでも興味がわいた方は
引き続きお付き合いよろしくお願いします。