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礼服とスーツをオーダーしました

このところ立て続けに葬儀が入り、コロナ禍でほとんど使わなかった礼服を出したところ、サイズが合わない。他人から借りてきたの?と言われるぐらいサイズがブカブカで恥ずかしい状態でした。10年以上前に購入したもので、当時から10kg以上体重落ちてますので全然サイズが違います。パンツはアジャスターが付いているので限界まで調整して何とか履けますが、ジャケットは調整しようが無いですね。場所によって擦れてテカテカになっている箇所もありますので、今回買い替えする事にしました。

最初は『年に何回も着ないし吊るしで良いか』とも思いましたが、見た目を多少でも綺麗にしたいのと、パターンオーダーなら専門店で2着セットなら大差無い価格で作れそうなので今回試しにスーツと合わせてオーダーしてみました。
パターンオーダーなので採寸さえできれば裁断や縫製等の製作コストがかなり抑えられるんでしょうね。専門の提携工場に制作数や金額保証で生産依頼しているのかな?と。

基本的なやり取りはオーダーした事がある人ならわかると思いますが、生地選び、採寸とオプション、ボタンや裏地の選定といった流れです。
礼服は生地は基本黒しかないので、オールシーズンか冬向けの少し厚手の物か、化繊混でイージーケア系にするかどうか。加工オプション系も礼服はパターンが決まっているのでほぼ無しです。採寸して昔ながらのベーシックな着丈にするか、現代風にちょっと調整するかどうかぐらいです。

問題は合わせて作るスーツでして、もの凄い数の生地から選ばなければいけないところ、しかも、生地状態で選ぶので素人にはその生地で作るとどんな仕上がりになるのか想像できないのでどれが良いのか全くと言っていいほど分からない。ベーシックなネイビー系かグレー系だけでもすごい数ありますし、それ以外の色もある。それに加えて無地、織柄、ストライプやチェック模様など、混乱する要因だらけ。担当者に聞けば詳しくアドバイスはもらえますが、それで決められるほど知識もないので余計に混乱する要因でもあります。

自分は仕事で着るスーツはネイビー一択になっている。グレーは昔から何度も試着はするが、どの系統のグレーを着ても老けて見えるので持っていない。グレーを持っておきたい気持ちはあるが、着る機会が無いと思うので今回は却下。派手目の生地だとプライベートでも着辛いので、今回は濃いめのブラウンにしてみました。無地だと落ち着きすぎるイメージなので、織柄にしました。

スーツの基本型紙はカッチリしたイギリス系と柔らかイメージのイタリア系ですが、自分は着比べてイギリス系の方がしっくりしました。日本人は営業職など動き回る人が多いせいか、動きやすいイタリア系を選ぶ人が多いとの事でした。

基本採寸は礼服と同じですが、スーツはオプションが多いです。ポケットの形状(水平か斜めか)、チェンジポケット有無、ベント種類、袖のボタン数や切羽、ラペル形状、スラックスの裾仕上げ(シングル、ダブル)、ボタン種類、裏地など、無料の選択もありますが、基本的に拘れば拘るほど課金されていきます。オプション盛り盛りにすると安めの生地だと価格は倍ぐらいになっちゃいます。

諸々含めて注文まで掛かったトータル時間は2時間程度、物の仕上がりは1ヶ月後ぐらいだそうです。スーツに関しては仕上がらないと似合うかどうか分からないので楽しみではありますが1ヶ月で体系が変わらないよう注意しないといけませんね。


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