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マイルス・デイヴィスと手塚治虫のコト
「Jazzy」はボクの音楽ジャンルです
純粋なジャズだけでなく、もっと広いイメージでジャズを楽しみたい…
それが「Jazzy」です
マイルス・デイヴィスの目的地
ジャズという音楽の壁を突き破ってどれだけジャズから遠くに行けるか…
というのがマイルス・デイビスの目的地とすると
ボクにとってのマイルスの目的地…頂点は1969年リリースのアルバム
「In a silent way」であります
このアルバムの曲はそれまでのジャズとは違うウェザーリポート的な
(ジョー・ザビヌルが入っているからか…)穏やかで、広い地平を思わせるようなサウンドでした
でも実は目的地なんかないのかもしれません…
![](https://assets.st-note.com/img/1729242590-PH6zaIVRsy4hJBYtjdZqw7NU.jpg?width=1200)
マイルス・デイヴィス×手塚治虫
マイルスと手塚治虫はいつも何か重なって見えるのですけど
(生まれこそ7年違うけど、ほぼ同時代に活躍していますね)
手塚治虫が、台頭してくる新人に嫉妬しながら同じフィールドでもがきながら闘いを挑むように
マイルス・デイビスも実はただ何かに怯えながら次の音楽を作るコトに必死だっただけかもしれません
マイルス・デイビスの最後のステージがヒップホップだったとしても
それは才能の枯渇でもなく、妥協でもなくただ闘いのステージにそれを選んだというだけなのかもしれません
Miles Davis/The Doo-Bop Song(1991)
4分2秒
この動画の曲が収録された最後のアルバム「Doo-Bop」は批評家さんにはあまり評判良くなかったみたいですけど
当時はたぶんヒップホップ知ってるジャズ批評家さんはいなかったから、仕方ないでしょうね…
新しい刺激を感じて、楽しむのはやっぱり批評家さんではないですから
でもワタシがマイルス・デイビスを聴いていたのはむしろ復活してからの時期の方が多かったです
モードの時代の音は当時は正直訳分からんかったです
最後の方の「TUTU」(1986)と「Doo Bop 」(1991)くらい
この頃は正直ジャズより
ヒップホップやグラウンドビートなどのクラブミュージックの方が自分には魅力的でした
だから正直言うと
「Doo Bop 」はあまり聴きませんでした
そしてJazzyなヒップホップ
90年代前半は
Jazzなヒップホップがどんどん出てきた時代で
Nas、トライブ コールド クエスト
ザ・ルーツ、アレステッド・ディベロップメントなどなど…
たぶんこちらの方に新しいジャズのようなモノを感じていたな
同じように
手塚治虫作品もタイムリーで読んだのは
「ブラックジャック」「火の鳥」「アドルフに告ぐ」くらいで
80年代~90年代は
大友克洋とか出てきた後で
(マンガニューウェーブの時代ですね)
手塚治虫はマンガの神様でスゴいけど
手塚治虫ではなくても他にココロをくすぐるマンガいろいろとありましたから
マイルス・デイヴィスに対して抱いたのもこんなカンジ
でもマイルスも手塚治虫も
歴史に残る作品を多く出してきた
偉大なアーティストというのは間違いないのでしょうけど