ピート・ロックのJazzyなヒップホップが聴きたい
「Jazzy」はボクの音楽ジャンルです
純粋なジャズだけでなく、もっと広いイメージでジャズを楽しみたい…
それが「Jazzy」です
ヒップホップはやっぱりクラブでよく聴いていたからかもしれないケド、ボクの音楽の根っこにあって、
そしてボクなりのジャズへの道を示してくれた大切な音楽でもあるんだね
Common , Pete Rock /Dreamin' (2024 ライブ)
3分52秒
ピート・ロックは90年代を代表するヒップホップのDJで、またトラックメーカー、MCでもあります
ジャズピアニストのアーマッド・ジャマルの曲をサンプリングした
1994年リリースのNasの
「The world is yours」がピート・ロックの手によるものだというのはよく知られていますね
この曲ボクにとってはJazzyヒップホップの最重要曲なんだ
Nas/The world is yours(1994)
4分9秒
このあいだマイルス・デイビスとヒップホップのコトを書いたけど、
自分にとっていわゆる「ヒップホップ」というのはこのピート・ロックの手がける曲に等しいくらい
新しいジャズみたいなモノを感じたな…
でもジャズってよく考えてみると
ポップスなんかと比べてもかなりズレた音楽だなぁ…と
そういう意味でもヒップホップはツギハギの、あたかもコラージュのような音楽とも言えますね
いびつな音楽という意味ではジャズに通じるトコロがあるのかもしれません
で、この新曲!
ピート・ロックが今だに90年代のヒップホップテイストにこだわって作り続けているのに密かにカンゲキしてしまいました
マイルス・デイビスがヒップホップアルバム「Doo-Bop」をリリースしたのが1991年
その後出現した
ア・トライブ・コールド・クエスト
ザ・ルーツ、アレステッド・ディベロップメント、デ・ラ・ソウルなどなど…
それらの90年代ヒップホップに傾倒した
多くのジャズミュージシャンが現代ジャズを牽引しているのもまた事実であります
そういった意味では
マイルス・デイビスの選択は必然だったと言えますね