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【18週1日】記録に残すために外来へ

2022年4月12日(火)

当初次回来院は4月13日(水)
ラミーを入れる日との約束だったが、
朝9時の予約枠で外来にいった。
こども園を送ったその足で行けるから
ちょうどよかった

その一週間前の4月5日(火)、
ダウン症が確定した旨と、
人工中絶をお願いしたい、という
話をしに外来へ行った以降の一週間、

「病院にその意思を伝えた」あとであっても
心中おだやかでなかった
むしろ初めて疑いを言われた日以降
最も精神的に追い込まれ
具合が悪くなったように思う
毎日のように
「本当によいのだろうか」
「どれだけの後悔をするんだろう」
「けど自信がない」
「自信がないのは、単に未知の世界だからか」
「けど私一人で生活しているわけでない」
「私は娘2人と夫と一緒に生活しているし
みんなを幸せに自分の力を注がなければならない」
「家族・親・みんなの人生にかかわる話」

寝ても覚めても自問自答が頭をめぐり続ける。
生活の様々な場面で「お腹にいる」を感じながら。
むしろ「病院に伝えてしまった」というので
気持ちが不安定になっていた

考える時間があるのは酷だ
初めて「疑わしい」を言われてから40日。
昨年7か月でお空に見送った娘は、
いつもの検診で心臓が動いていないことが
予兆も何もなく言われ、その日に処置、
翌日入院、翌々日お産しあっという間に
お骨になってしまった

人工中絶をすると意思を病院へ提示した以降
どう過ごそう、なるべくネガティブでなく
ポジティブに、と思って
人工中絶の前の最後、エコー動画を一つ、
残したいです、と外来へ行った

母子手帳には、妊娠初期に通っていた5回の履歴は
何も記載がなく、3月4日に婦人科から産科に変わった
ときの記録一行だけだった。
なんだか殺風景。さみしい感じがした。

動画は10分、5分を2回保存できる、というので
お顔から、心臓、お腹の様子、お尻の様子、
性別見れるかなぁ、とゆっくり見てくださった
3月4日初めてエコー動画で見たときよりも
大きくなっていて、3月30日羊水検査前に
赤ちゃんの様子見た以降3回目。
18週と1日、立派になっていた。

「ダウン症以外の疾患て、
この時点で確認できますか?」
聞いてみたところ、
他に何も見当たらないということだった。
鼻の穴も2つある、口も裂けていない、
手も足もある、指も5本ちゃんとありそう、
心臓のお部屋も4つありそう、
壁に穴が開いているかはこの週数では
判断できないけどおそらく大丈夫だね、と。

胎動も感じる。むしろ昨年7か月で
お空に見送った子よりも
胎動は元気に感じている。

でもあと数日で、この子の命を終わらせて
しまうことを選んでいるんだ。
私が。いや、私と夫でね。

温かいお腹から出しちゃうの、ごめんね、と
思ったとき、涙があふれてしまった

10分動画保存してくれたうち、
ほとんどは泣かずに見れていたのになぁ。

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