もう1か月以上たってしまったが、先日、東京・丸の内の三菱一号館美術館で開催していた、『ヴァロットン 黒と白 展』に行ってきた。
行ったのがぎりぎりだったので、とっくに終了してしまったが、記録は残しておこう。
まずは概略。
以前、この三菱一号館に、ヴァロットンの作品を見に行ったことがある。
黒と白だけで、いろいろな場面や感情まで表現できているのはすごい!し、抑えたユーモアのセンスもいい、と思った。
今回また行くほどではないかな、と思っていたが、「180点一挙公開」ということで、知らない作品もあるかも、というのと、「美しきシモネッタ展」とはしごするのに、適当な展覧会かな、と思い、行ってみることにした。
展示構成を簡単に書いておこう。
Ⅰ「外国人のナビ」ヴァロットン 木版画制作のはじまり
Ⅱ パリの観察者
このエリアは写真がとれたので、いくつか作品を。
Ⅲ ナビ派と同時代のパリの芸術活動
Ⅳ アンティミテ:親密さと裏側の世界
意味深で、好きだわ~。
特別展示:ヴァロットンとロートレック 女性たちへの眼差し
Ⅴ 空想と現実のはざま
行ってみて、ほぼ予想通り、の感じではあった。
でも、なんとなくぼんやりとしていた、ヴァロットンの人生を一気に追えたのはよかった。
特に、晩年に従軍画家として戦地に赴いた、というのは初耳。
作品としては、連作<アンティミテ>が個人的には一番気に入った、というのは今回も変わらずである。