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「ロートレック展 時をつかむ線」 in SOMPO美術館

先日、東京・新宿のSOMPO美術館で開催していた「ロートレック展 時をつかむ線」展に行ってきた。

2024年6月22日(土)〜9月23日(月)

行ったのが閉幕間近だったので、東京展は終了してしまったが、巡回がある。
巡回情報:
北海道 札幌芸術の森美術館
2024年10月12日(土)〜2025年1月5日(日)
長野県 松本市美術館
2025年1月18日(土)〜4月6日(日)

予習復習におすすめ記事。


アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック(1864-1901)
南フランスのアルビに伯爵家の息子として生まれ、幼いころから、絵を描くことに関心を抱いていました。
13歳のときに左脚を、14歳で右脚を骨折、以降下半身の成長が止まってしまい、絵画に専念するようになります。
1882年に画業のためにパリに出て1884年頃からモンマルトルにアトリエを構え、そこに生きる歌手や芸人、娼婦たちの姿を描きました。
とくに素早い描線と大胆な構図を活かしたポスターが、一世を風靡しました。
飲酒や放埓な生活のために肉体と精神を害し、療養の末、母の居城があったマルロメで亡くなりました。

―サイトより

ロートレックの生い立ちは大体知ってはいたけど、亡くなったのがまだ30代だったとは!
身体的には恵まれなくても、明るい性格で友達も多く、短い人生でもけして不幸だったわけではないかもしれないが。

ロートレックのポスターは何度も見ている。
キャッチ―な色彩とどこかユーモラスな表情は何度見ても楽しい。
ただ、今回の展示は今までとはちょっと違う。今回の主役は素描なのだ。

ロートレックによる紙作品の個人コレクションとしては世界最大級のフィロス・コレクションより、約240点をご紹介します。
フィロス・コレクションの最大の特徴である素描作品に始まり、ポスターを中心とする版画作品、雑誌や書籍のための挿絵、ロートレックが家族や知人にあてた手紙、ロートレックの私的な写真など、画家に肉薄した作品と資料で構成する展示です。

―サイトより

全体は5章に分かれている。
第1章:素描
第2章:ロートレックの世界-カフェ・コンセール、ダンスホール、キャバレ
第3章:出版-書籍のための挿絵、雑誌、歌曲集
第4章:ポスター 
第5章:私的生活と晩年

だんだんと盛り上がっていく感じはよく考えられた構成だ。
写真が撮れる作品は少ないが、いつものように「こっちが撮りたかったのに」という感じではなく、「これこそ撮りたかった!」というものが撮影できるので、ストレスが少ない。

撮影できた作品を紹介しよう。(主に第4章)

キャバレのアリスティド・ブリュアン(文字のせ前)

パンフや看板などにも使われている。


『ラ・ルヴュ・ブランシュ』誌のためのポスター


エルドラド、アリスティド・ブリュアン、彼のキャバレにて

最初の作品とモデルは同じ俳優さんである。
俳優さんの説明などもあったが、全然覚えていない。(笑)


ジャヌ・アヴリル(文字のせ前)
ジャヌ・アヴリル(『ポスター傑作集』)


ディヴァン・ジャポネ


SOMPO美術館所蔵の、ゴッホのひまわりは何度も見ている(写真は撮らなかった)が、説明に書かれていた、ロートレックが、ゴッホの肖像画を描いたり、ゴッホにアルル行きを薦めたのはロートレックだといった話は初耳だった。

最近はジュニアブックレットが売っていなくて残念。
トートバックにちょっと心が動いたが、使ってないのがいくつかあるぞ~と思い出してやめた。


ロートレック展とは全然関係ないけど、ランチで入ったお店。

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