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#5 初めての119番通報 --パニック最高潮
前回のブログを読み返してみて、書き忘れていたことがあったので追記します。
引き続き閲覧注意です。
タオルの結び目についてですが、切った方が良いとわかっていたとしても、家にあるハサミや刃物では切断できないと思われます。
それくらい、ねじれてかたく、ハサミを入れる隙間もなく結ばれてたから。
あと、あの夜に限って猛烈に頭が痛くなったのは、虫の知らせだったんじゃないかなと。
むしろ夫がすでに召されていて、教えてくれたのかもわかりません。
何事もなく朝まで寝ちゃっていたら、先に起きた上の子が発見した可能性もあるわけで、、、
想像するだけで恐ろしい、、、
子供たちにトラウマを植え付けられていたら、私は夫をひどく恨んだと思います。
なので、私の本能的な動物の勘に「グッジョブ!!」と言いたいのです。
ちなみに、子供たちはあの日の夜に何があったのかを知りません。
夫がいきなりアーカイブしたような形になっています。
それで良いと、思っていますし、これから先の5年間でデータクレンジングしたのち、それっぽいフォルダの形跡だけ残す、、何の話だ?!(笑)
さて、本編に戻ります。
初めての119番通報
私はこの日のことがあってから、2年くらい、救急車のサイレンの音を聞くと動機がして、怖くて怖くて仕方ないような気持ちになりました。
タオルをほどいたとき、夫は寝ているみたいなきれいな姿でした。
目も閉じていたし、明らかにうっ血しているようにも見えなかったし、嘔吐や失禁などもありませんでした。
でも、スライドして寝かせようとした時に、口からよだれがツツーっと垂れてました。本当に細い一筋だったけど、猛烈な嫌悪感を覚えたことを鮮明に記憶しています。
それはよだれが垂れたからではなく、とんでもない行為を行ったことに対する嫌悪感です。
とにかく救急車を呼ばなくては!!
この時点では、夫の状態がきれいだったこともあって、夫が死んでしまったとか、死にそうだとか、命の危機に瀕しているとか、そういうことは一ミリも考えていません。
とにかく救急車!救急車!
そんな心境でした。
初めて119番通報して、繋がるまでの時間、
きっと数秒の話なのですが、これはとてつもなく長く感じました。
オペレーター「はい消防です、どうされましたか(みたいな感じだったはず)」
私「あの、夫が、、、」
私「夫が、、、、」
オペレーター「ご主人がどうされましたか??!」
タオルで首を吊っている状態で発見し、タオルを外して寝かせたが、意識がない
と、伝えないといけないのですが、言葉に出すことができませんでした。
首を吊って、というワード
今まで生きてきて、全く縁のなかったワード
いきなり降りかかった現実があまりに恐ろしく、言葉に出すことができなかった、という状態でした。
私「夫が、、、具合が悪くなって、、、早く来てくれませんか」
涙がぶわっと出てきたのを覚えています。
とにかく早く来てほしいと懇願し、状況をちゃんと教えてくれと言われ、というやり取りを何回かしてから、ようやく状況を伝えることができました。
もう、むせび泣くって感じでした。