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【エッセイ】退職金1000万を3カ月で使いきった父の話。

受験まであと12日となりました。
中学受験の話を色々としたいのですが。
息子も家族も色々な意味で緊張感漂う生活をしているので、今日は息抜きに私の父の話をさせて下さい。

【退職金を3カ月で使い切った父】


私の父はタイトルのとおり。
退職金(約1000万)を趣味の遊漁船にほぼつぎ込んだキングオブキングの浪費家です。

【父の今までの趣味遍歴】

昔から多趣味な父は土日に家にいた記憶がありません。

①実家の裏にビニールハウスを作り蘭の花を育てる。
②メジロ(鳥)やジュウシマツ(鳥)を大量に育て始めたり。
→何を競うのは分かりませんが謎の鳴き声大会のようなものに参加していた。
④クロスカントリーやスキーのコーチをしたり
⑤少年野球のコーチもやってたな。
⑥熱帯魚 

パッと思い出しただけでこんなにも。。

【父のお金の使い方】


我が家の父は自分の給与は、ほぼ自分の趣味につぎ込む!
という父でした。最初は母ともそのことでよく喧嘩をしていましたが。
変わらない父に諦めた母は自分で稼ぐキャリアウーマンになっていました。

母のおかげで私たち3兄妹は3人とも、自分たちが行きたい学校に進学することが出来ました。我が家の大黒柱は母でした。
私の母は本当に偉大な人です。

【どう3カ月で使い切ったのか】


そんな父は、、まさかの3カ月で退職金を使い果たしていたのです。
それは今、没頭中の釣り!遊漁船です。
ここ最近の趣味は釣りとメダカの養殖です。
この2つにほとんど費やしたそうです。

今や貯金や投資をして、しっかりと老後に備えなくては!という風潮のなかで、自分の好きなことにすべてを注ぐ!今欲しいものが欲しい!という自分の素直さに逆に潔いな。すごいな。
という感情さえ感じます。

大金をつぎ込んだ遊漁船。


どんな立派な豪華船かとおもったら、、、

あれ??

と思ったけれどトイレもついたし!生け簀もあるし!など父は嬉しそうに自慢していました。

父は退職後、遊漁船の免許などもとり。釣り船屋とメダカの養殖。あとは定年退職した会社でたまにバイトをして生計をたててます。

子供たちも実家に帰省するたびに釣りに連れていってもらい。息子は大の釣り好きになりました。

父についてはここでは語りきれないほど個性溢れた人なのですが。息子は父に似ている部分がたくさんあるような気がします。
息子の生き物・釣り好き!も父からの影響がかなり大きいです。

【父の生き方】


私もそうですが未来のことを考えてしまうと
やりたいことにも色々と考え、慎重になってしましますよね。
父は良くも悪くも、思いたったら即行動。やりたいことはすぐにやる!

そんな父に振り回された母は大変だったと思いますが、子供もみんな家庭を持ち、離れたので。今はいい距離間でお互いが自分の好きなことをしています。

父は先のことなんて全く考えていなさそうでが、明日死んでも後悔のない!楽しい人生を送っているな。と思います。
人間いつどうなるのか分からない。
それならば、やりたいこと。行きたいところ。
食べたいもの。
自分の欲望にもう少し素直になってもよいのかも?と思わせてくれる。
そんな私の父の話でした。


追記
瀬戸内海で釣れる魚たち。

是非食べて欲しい美味しさ。


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