装甲騎兵ボトムズ孤影再びとは何か
初めましての方は初めまして
前の記事から来てくれた皆様はおはこんばんにちは
八々斜目と申します
今回はキリコと昔馴染みの損バカトリオとの再会の物語、孤影再びについて語らせてもらおう
今回も例によってネタバレ全開なので未見の諸氏は注意して下され
幻影編に繋がるキリコとかつての仲間たちの再会
この物語は赫奕たる異端でキリコが放浪の旅に出た後、久方振りにテレビ版序盤の舞台である惑星メルキアを訪れるところから話は始まる
そしてそこにあるマーティアル庇護下の交易都市グルフェーには、キリコにとって懐かしい彼らが待っていたのだった
そう、かつてコールドカプセルで眠りに付く直前まで共にいた、あの3人が
マーティアルの没落に伴いグルフェーに漂う暗い影
作中の数ヶ月前に起こったアレギウムの赫い霍乱こと赫奕たる異端でのキリコの起こしたアレギウム襲撃事件は武と闘争による進化を掲げるマーティアル教の権威を失墜させ、各惑星のマーティアル庇護下のあらゆる地域の盤石性を揺るがしていた
キリコのかつての仲間、バニラやゴウトたちが住むグルフェーもそんな渦中にある地の一つであった
ギルガメス軍の黒き稲妻旅団に狙われ、街道を封鎖されたグルフェーは物資も行き届かず、民衆の間に不満のたまる日々が続き、一触即発の状態となっていた
そんな中、バニラとココナの息子の1人であるソルティオが街にATを持ち込ませてしまう
これが露見すれば黒き稲妻旅団はグルフェーに反乱の意思ありと見なして滅ぼしてしまうだろう…
グルフェーは最早風前の灯火であった
放浪のティタニア
赫奕たる異端の事件の後、キリコを追いマーティアルから出奔したティタニアは教団の権威を落としたとしてマーティアルからも追われる身となり、体内の人工血液も最早限界であった
そんな中、彼女は追っ手の飛行機からキリコの移動先とその目的を知り、フィアナとの約束を守るために一路グルフェーへと向かうのであった
キリコの悲しきワンマンアーミーな戦い方
赫奕たる異端でフィアナを失って以降のキリコは愛する者を失ってヤケにでもなったように、死に場所を求めるように無謀な戦いに身を投じ続けている
ソレは早くフィアナの元へ逝きたいと願ったからかもしれない
だが彼は死ねない
体内に潜む異能の因子が、異能生存体の力が本人の意思に反して彼を生存させてしまうからだ
周囲の何者をも犠牲にしてでも…
だからこそ彼は一人戦うのだ、大事な者を巻き込まぬために
ストーリーのあらすじ
赫奕たる異端の事件の後、キリコは久方振りに惑星メルキアを訪れていた
そこでキリコは触れ得ざる者討伐の武勲を狙うギルガメス軍に狙われるも、宇宙港で出会ったバニラとココナの娘、ステビアに助けられる
そしてバニラ達の待つグルフェーへと向かうも、今度はグルフェーへと疑いを向ける黒き稲妻旅団が立ち塞がった
キリコはこれを退けるも、ソレによって疑いの目はますますグルフェーへと向かってしまった
そしてソルティオが買い付けたATが見つかったその時、黒き稲妻旅団は250機のバーグラリードッグを引き連れてグルフェーを滅ぼそうと攻撃を開始した
だがキリコがソレを黙ってみている訳もなく、彼はソルティオの買い付けたバーグラリードッグに乗り込み、黒き稲妻旅団との戦いに挑む
グルフェーの命運や如何に…
後書きとか色々
本作は元々赫奕たる異端の後日譚として描かれていた小説版のアニメ化作品であり、公開時はミッシングリンクの物語として宣伝されていた
また、この作品があったからこそ、あの3人との再会があったからこそ、フィアナを失ってもキリコは人間性を再び失うことはなかったのかもしれない
そんな再会とティタニアの覚悟の物語、孤影再びの結末を、みんなどうか見届けてあげて欲しい
では、良きボトムズライフを!