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【設定編】LineBotForGPTPlusを特定のメンバーだけで利用する設定

はじめに

Line Developerで作成したLINE公式IDは全世界のユーザーに対してアクセス許可されてしまいます。
筆者が以前が紹介したLINEボット「LineBotForGPTPlus(高機能版)」には特定ユーザーや組織内・あるいは自分専用のみで利用する機能を実装済みです。その設定手順を紹介いたします。

設定方法

2024年5月に確認した設定手順です。今後の改修で予告なく変更される可能性があります。
LineBotForGPTPlus(高機能版)が設置済み・動作確認済みであることが前提となります。

LINE公式IDの公開

利用するメンバーにLINE公式IDを通知して、1回以上利用してもらいます。
通知するLINE IDは「LINE Developer」管理画面の「トップ>ユーザーID>ボット名>Messaging API」にて確認できます。

ユーザー利用確認

ユーザーによるボットの利用が行われるとFireStoreに利用ユーザーの情報が書き込まれます。
Google Cloud Platformの管理画面の上部検索ボックスに「firestore」と入力後に「Firestore」を選択しFirestoreの管理画面を呼び出します。

「linebotforgptplus」を押します。

「users」を押して、利用者ユーザー数の項目がその配下に作成されていることを確認します。
このユーザー一覧の新規登録を抑制することでメンバー内だけで利用する環境を実現します。
LINEグループのIDもこの個所に一つのユーザーIDとして設定が作成されますのでグループ利用を許可したい場合はグループのチャットルームを作成してあらかじめ利用しておきます。利用しておけばユーザー一覧にIDが作成されますので新規登録抑制後もそのグループだけは利用可能になります。
一覧に表示されるユーザーIDはハッシュ化されているため実際にどのユーザーに紐づいているかは確認することができません。

「users」の一覧を選択すると一番右の項目から利用ユーザーを予測することが可能です。

以下はユーザー予測するときに有効なフィールドです。

  • start_free_day:利用開始日または料金支払日

  • dailyUsage:最終利用日の利用回数

  • updateDateString:最終利用日時

不特定ユーザーが利用できないように設定を変更。

LINEボットの管理画面にログインします。

「BLOCKED_NEW_ACCOUNTS」を「False」から「True」※に変更し「BLOCKED_NEW_ACCOUNTS_MESSAGE」に利用がブロックされた際にユーザーに表示されるメッセージを入力します。
入力後に「Save」を押します。「Save」を押したタイミングで新規ユーザーの利用は行えなくなります。

FireStore管理画面のユーザー一覧利用させたくないユーザーがいた場合はユーザーを選択し右上の「・・・」を選択し「ドキュメントの削除」を選択します。

「削除」を押します。

以上で設定は完了です。

新規のユーザーが利用しようとすると以下のように設定されたメッセージが表示されてLINEボットの利用がブロックされます。


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