宇宙人の挑戦
挑戦。
刻一刻と迫る退場(死)の時間。
残された時間でどれだけの事を表現できるか。
風呂場で身体を見れば
手術痕の縫い目が目立つ.....…
革を縫い合わせるのは得意ですが、
自分の体まで縫い目があるって.....…😓
冒険。
旅。
若い頃、
アメリカを旅しながら暮らしたかったのです。
最近の口癖。
「あぁ~.....…旅して~なぁ.....…」
思い切り制約なしに、
あのアメリカの大地を再び走りたい。
気に入った景色見つけたら
気の済むまでそこに居て。
朝から晩まで景色眺めたり寝転がったり。
で、
気が済んだら次の街へふらふらと移動して。
目に入ったダイナーにバイク止めて
店に入ると
くたびれた新聞読んでる
常連らしきお爺さんとか、
年齢が高めのウェイトレスが
コーヒー運んでたり..…
あの埃っぽい、ゆるい空間。
料理の味じゃなくて、
あの雰囲気を味わいたい。
再び体ごとあの空間へ行きたい.....…
去年の暮れ、死ぬ淵まで行って..…
無事に生還出来てその時に考えた事。
「退院してまた社畜に戻りたい?」
答えは「NO」
死ぬって意外とあっけない。
「何だか調子悪いなぁ..…変だなぁ..…
とにかく寝てりゃあ治るだろう..…」
身体が頑丈だからそこに甘えていました。
ところが体の中では
とんでもない事が起きていて
確実に私の身体を蝕んでいました。
それからは仕事をセーブするようにして。
でも一度疑問を抱いてしまった私。
若い頃の勢い、思い。
封印してました。
がっちりと。
思い出さないように。
自分の思いから逃げるように仕事してました。
家のローン返済もあるし
一生懸命働かないと..…って。
でも緊急入院という強制停止が下されて
嫌が応も止まらざるを得なくなり....…
その時に
「こんな人生望んでた???」
「これやりたかったの???」
どんどん若い頃のこと思い出してしまって。
若い頃に思い描いていた自分。
鏡見るとくたびれた自分がいて。
一瞬ぎょっとする。
疲れ切って諦め切った中年男性。
でもさぁ..…
そんな都合の良い人生が送れるかよ..…
現実は甘くない..…
みんな渋々嫌々働いてるじゃん..…
みんな我慢しながら生活してるんだよ..…
渋々嫌々..…
それが現実。
妻は
「今頑張らないと老後に苦労するよ」
殺し文句。
老後の心配。
それは凄く解ります。
はい、痛いほど解ります。
物凄く解ります。
私は「働きたくない」とは言っていない。
ではどうしたいの???
何がしたいの???
何が望み???
と言う訳で..…
最近は若い頃の気持ち思い出してしまって
抑えが効かないので..…
自分の正直な気持ちを炙り出して
現実的に飯を食っていけるような
希望の叶え方に組み直す作業をしています。
「自分に与えられた時間と肉体」ですから。
誰に何を言われようとも
心地よく生きる。
自分を、時間をこれ以上明け渡さない。
自分に残された時間は20年位。
どこまで実現できるか分かりません。
ただ。
自分に向き合い、自分の道を歩いて行くと。
そう決めたので。
後戻りはしたくありません。
準備してきて3年位ですか.…
最近ようやく道筋が見えてきました。
突破口。
まだ元気なうちに
あの大地を踏み締める。
フリーウェイを存分に走る。
時間などに縛られずに。
経済的に困窮しないように。
それを実現するためには。
それが挑戦です。