真夏のラスベガス
真夏のラスベガスに到着すると……
まず真っ先に向かう場所……
それはHARLEY DAVIDSONのディーラー。
ここで旅の相棒となる馬を借りる。
久しぶりに来たラスベガスは、
相変わらず賑やかな街。
乾いた空気に暑い日射し。
でも湿気が無いから凄く楽。
夜になると渋滞するストリップ通りも、
昼間である今はそんなに交通量は多くない。
そんな賑やかな街を馬で駆け抜ける。
まず準備する物は水とジャーキー。
これを買い求めに行く。
「バイクには
必ず水とジャーキー積んでおきなさい」
これは母からきつく言われてる事。
その昔、母と父はバイクで
クロスカントリーに出掛けたそうで……
その時に死にそうな目に遭ったそうです(笑)
そしてダウンタウンにある安いホテルへ。
「ラスベガスはね、カジノで儲けてるから
宿泊代は安く設定出来るのよ」
と母は言う。
まずは2日程宿泊予定。
ラスベガスは旅の後半に日にちを割いてある。
後半にカジノやショー、
そして旨い飯にビール。
これらをたらふく飲んで食べよう。
そして今回の目的地……
ラスベガスとは真逆な場所。
とても静かで穏やかな場所。
観光名所でも無いし、見るものも無い。
殆どの人は非常に退屈な場所に感じると思う。
半日滞在すれば満足するかもしれない……。
ラスベガスを早朝に出発する。
ヘルメットと着替えを持ち、
薄暗いカジノを通り抜ける。
カジノには負け続けているのか、
廃人の様な女性客が席に張り付いている。
どうやら昨晩から居る様だ。
(勝てっこないのに……)
扉を開けると……
暑いけど気持ちの良い朝。
さぁ……待ちに待った出発の時。
続く…………