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クロスの張り替えはロット番号に注意!

施主検査で完成現場を見に行ったら
間違ったところにコンセントが付いている!

こんな事は家づくりで起きるトラブルの中ではよくある事です。
場所が違う、高さが違う・・・
などコンセントに限らずあります。

その原因は
図面の記載ミスだったのか
職人さんが間違えたのか
お客さんの勘違いなのか

色々あると思いますが、クロスまで張ってしまっている状態であれば
位置を直してクロスを貼り直さなければなりません。

その時に注意したいのが今回のロット番号です。

クロスの補習方法は?


間違っていたコンセントとの位置を直してもらい
元あったコンセントのところには再度クロスを張ってもらう。

これは一般的な流れです。

その時の補習方法は

・部分的にクロスの張り替える
・縦一列分(クロス1本幅)を張り替える
・その面の一面を張り替える

これのどれかになると思います。
みなさんが次に見にいった時には綺麗になっているので
どの方法で補修したのかはわからないと思います。


一番楽なのは部分補習

この補修が一番楽です。
部分的にクロスを切り取ってその部分だけ張り替える。
これを切り張りと言います。

確かに楽だけど時間が経過した時に切り張りした部分があらわに・・・
施工が下手だとすぐにわかります。

また、クロスの種類(柄や薄さなど)によってもすぐにわかります。
柄がずれている・・・なんて事もあると思います。

なので楽だけれども時間が経過したら補修部分がわかってしまいます。

縦一列分のクロスの張り替え

コレだと切り貼りとは違い
縦一列分のクロスを張り替えるので切り張りのようなお粗末な
仕上がりにはならないと思います。

できればこの方法でクロスは補修してもらいたいですよね。

張り替えてもらったクロスの色が微妙に違う!

ココが今回の本題です!
張り替えてもらった部分のクロスの色が違う!?
光の当たり具合??
気のせい??

こういったケースがあります。
綺麗に直っているんだけど、なんか気のせいなのか色が少し濃い?薄い?

実は、同じ品番のクロスを張っても微妙な差が出てしまうのです。
同じクロスなのになんでだ!

と思うかもしれないですが理由があります。

ロット番号が違う!

クロスの張り替えをする際に使っていたクロスの余りがあれば問題なし!
しかし、余りがもう無い・・・足りない・・・

という事だと再度発注しなければなりません。
これがロット番号の違いになる。

クロスだけではなく絨毯やクッションフロアーなども同じだが
ロット番号というものがある。

同じ品番でも
ロット番号が
1101
1102
1103
など製造した日や製造ラインによって違うのです。

微妙な色の違いがあり
同じクロスを張ってもロット番号が違うと微妙な色の違いが出る。

ロット番号が変わってしまう時は一面張り替えがベスト

ロット番号が違うもの同士が隣り合わせになってしまう場合
できればその壁一面を貼り直してしまった方が色の違いはわからない!

例えば北側の壁であれば北側の壁一面を張り替えてもらう。
面が変われば東面と比べても色の違いはわからない。

隣同士だと違和感に気がつく人も出てくると思います。

クロスの残りが置いてあるわけ

注文住宅で最後引き渡しの時に収納を開けると残ったクロスが置いてある
事があります。

コレは上記の理由からです。
もし張り替えが発生した時にその時に貼ったクロスがあれば
ロット番号は同じです。

なので張り替えても色の違いは出てこない。

だから現場に残ったクロスが置いてあるのです。


おさらい


・クロスの補習方法を確認
・クロスにはロット番号がある
・ロット番号の違うもの同士は微妙に色が違う

ぜひ、覚えておいてください。

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